8月24日(月) ※8月上旬予定→日程変更となりました
【選択】 「国語」教材の講読と分析(1)
[選択領域:「受講者が任意に選択して受講する領域」(6時間)]
講習の概要
古典を中心に、原典を専門的に読み解いていくことにより、「国語」教材に対する読解力と指導力の 更なる向上を目指す。基本的に、作品を丹念に講読することによって、教材の研究に有益な視点を 得る。
令02-20084- 509158号 6時間 主な対象者:高等学校及び中学校の国語教諭
時間 | 授業名 | 講習担当 | 内容 |
午前の部 1限 9:00〜10:30 (90分) 2限 10:45〜12:15 (90分) |
古典に親しむ 文化と文学の働き |
大久保順子 (国際文理 学部教授) |
奈良・平安・鎌倉時代の作品が中学や高校の国語科教材となるに至るには、それらをつなぎ尊重する「受容」のしかたが関わっています。 本講座では、先行する時代の文学と関連する江戸時代から 現代までの作品や教科書教材の例などを読み解きつつ、古典 の影響、発想の特質、後世に「日本の古典文学観」が形成されていく要因や背景についても考えます。 国語辞典、古語辞典などをご持参ください。 ※講習内容に関する理解確認のための記述試験を時間内にて実施します。 |
3限 13:30〜15:00 (90分)
4限 15:15〜16:45 (90分) |
和歌から連句、 俳諧へ ―レトリックの細 部と余韻― |
大久保順子 (国際文理 学部教授) |
松尾芭蕉の『おくのほそ道』など、俳諧の「句」や俳文的な文章は、その語句を直接現代語訳するだけでは理解できませ ん。古典文学全般に関わる「連想」や「俳諧」の発想の感覚を、 作者と読者の双方が共有することが求められます。 本講座では、和歌と連句文芸、芭蕉や西鶴の作品などを読み解きながら、それぞれの特徴や「俳」の発想、日本の文学がもつ独特の「遊び」や細部、余韻の読み方について考えます。 |
各講習時間内に履修認定試験を実施し、60点以上を合格とする。 準備物:筆記用具
8月25日(火)
【選択】 「国語」教材の講読と分析(2)
[選択領域:「受講者が任意に選択して受講する領域」(6時間)]
講習の概要
古典を中心に、原典を専門的に読み解いていくことにより、「国語」教材に対する読解力と指導力の 更なる向上を目指す。基本的に、作品を丹念に講読することによって、教材の研究に有益な視点を 得る。
令02-20084- 509159号 6時間 主な対象者:高等学校及び中学校の国語教諭
時間 | 授業名 | 講習担当 | 内容 |
1限 9:00〜10:30 (90分)
2限 10:45〜12:15 (90分) |
古典の世界 |
森 誠子 (九州産業大学准教授) |
私たちが文学作品というとき、一人の作家が一つの作品を完成させると思いがちですが、古典ではむしろ珍しく『源氏物語』 も例外ではありません。そこで本講義では『平家物語』を具体例に、諸本を読み比べながら、物語の生成基盤・物語の変容・ 現在における享受の様相等について考えます。古典の世界 が、その時代その時代の人々によって、書かれた文字にとどまらず、芸能・祭祀・美術・在地の歴史なども含めつつ様々なかたちで伝承され、ダイナミックに現代文化と接続していく姿 を、北部九州の事例も紹介しつつ示します。 ※講習内容に関する理解確認のための記述試験を時間内にて実施します。 |
3限 13:30〜15:00 (90分)
4限 15:15〜16:45 (90分) |
言語の構造と 古典読解 |
(国際文理学部教授)
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古典文を読み解く上でポイントとなる言語の統合的構造(文法的構造)と連合的構造(語彙的構造)を十分に把握し活用した読解法、教授法について講義します。教科書にもよく取りあげられる『竹取物語』・『宇治拾遺物語』等の古典資料を主要 題材として、古典語と近代語の統合的構造の変遷を視野に入れた教材研究の事例や、連合的構造に着目した教材活用法のヒントなどを交えて示します。 |
各講習時間内に履修認定試験を実施し、60点以上を合格とする。 準備物:筆記用具
国文学科TOP 大学HP「 更新講習について 」 参照: 平成31年度 福岡女子大学(国語)教員免許更新講習内容