子どもから高齢者までを対象に、住空間の大きさ、形状などの空間デザイン要素や光・照明環境を中心とする視環境要素を、人が知覚・認知し評価する過程を研究しています。

 大きなテーマは次の2つです。その第一は、住まいの中で行われる種々の生活行為・行動および生涯にわたる時間経緯に従って、住まいへの要求・目的は変化します。この一言ではなかなか言い現せない想いを抽出・整理する方法を研究し、快適な住まいの計画につなげることです。

 また、光は様々な体のメカニズムに大きな影響をもたらすことが近年明らかにされてきました。人工照明を多用し朝夕・四季の変化がない現代生活環境の光が、ヒトが生まれながらに持っている生体リズムに及ぼす影響を明らかにし、新しい光環境の計画を提案することが第二のテーマです。




森田 健(もりたたけし  Morita Takeshi)

1951年 奈良生まれ

1976年 京都大学農学部卒業

1976年〜2000年 住宅会社にて開発・研究

2000年4月 福岡女子大学人間環境学部 着任

現在に至る。

 

森田 健教授

 日常の光環境と私たちの睡眠が密接に関係していることを、皆さんご存知ですか?日中に十分な光を浴びることが良質な睡眠をもたらすと報告されています。現代の昼夜を問わない光環境が私たちの心身に様々な影響を及ぼしていることも明らかとなってきました。私は視覚能力の低下した高齢者は日常生活の光にどのように影響され、また睡眠の様子はどうであるかを卒業研究としてまとめました。現在もテーマを発展させて取り組んでいます。

 このように当研究室では人間が本来もっている生体リズムに着目し、健康で快適な光環境についての研究を行っています。さらに、室内空間を構成する照明や採光、家具配置などが人に与える印象や心理的影響、評価手法について、建築物の事例・実態調査やCGを用いたシミュレーションなどにより研究しています。健康で快適、そして効果的な室内の光環境についての研究に興味がある人は、生活環境学科で一緒に学びましょう!

 

光の教会にて

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