子どもから高齢者までを対象に、住空間の大きさ、形状などの空間デザイン要素や光・照明環境を中心とする視環境要素を、人が知覚・認知し評価する過程を研究しています。
大きなテーマは次の2つです。その第一は、住まいの中で行われる種々の生活行為・行動および生涯にわたる時間経緯に従って、住まいへの要求・目的は変化します。この一言ではなかなか言い現せない想いを抽出・整理する方法を研究し、快適な住まいの計画につなげることです。
また、光は様々な体のメカニズムに大きな影響をもたらすことが近年明らかにされてきました。人工照明を多用し朝夕・四季の変化がない現代生活環境の光が、ヒトが生まれながらに持っている生体リズムに及ぼす影響を明らかにし、新しい光環境の計画を提案することが第二のテーマです。


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