長野研究室では、植物の生育や環境ストレス耐性機構を明らかにするために、生体膜や脂質を対象に研究しています。モデル植物であるシロイヌナズナやゼニゴケを用いて、特に細胞膜やスフィンゴ脂質の未知の機能の解明に取り組んでいます。
植物は環境から高温、低温、乾燥、強光、病害虫など様々なストレスを受けています。これら環境ストレスに対抗するため、植物は独自の細胞機能を進化させてきました。細胞や細胞小器官を取り囲む生体膜は、環境ストレス応答時にその形態や動態を変化させることにより、植物の頑健性やレジリエンスに大きく貢献します。生体膜は、多種多様な脂質により形成されます。中でもスフィンゴ脂質は、微量でありながらも、植物の環境ストレス耐性に重要であることが明らかになってきています。当研究室では、スフィンゴ脂質が形成する生体膜(特に細胞膜)やナノドメインに着目し、シロイヌナズナやゼニゴケなどを用いて、植物の環境ストレス耐性の理解と、生体膜改変による環境ストレス耐性機能の向上を目指しています。
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