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2018.02.08授業報告

2月3日(土)成果発表会&修了式を開催いたしました。

福岡女子大学学び直し大学院プログラム「イノベーション創出力を持った女性リーダー育成プログラム」の最終授業を兼ねた成果発表会を2月3日(土)に行いました。
 

 
モジュール1では、対話を通じて、他者の考えや違いを受け止め、ファシリテーションを通じてチームで協働することを学び、会議やミーティングの進め方、記録の残し方などのスキルを身につけました。 続いてモジュール2では現場に出てのリサーチ、インタビューを通じて新たな機会を発見し、様々な思考法を用いて導き出されるアイデア、そしてその実現に向けてアイデアを形にしていくデザイン思考のプロセスを学びました。
そして、モジュール3では、一人ひとりが抱える身近な問題意識をテーマに、その問題を解決するためのプランを作るプロジェクトを実践しました。
 
 9月からの4ヶ月間、それぞれの問題意識にとことん向き合って、テーマを探索し、リサーチとチーム内での対話を繰り返しながら、アイデアを練り上げてきました。
ここまでの間、対面授業を4回、チーム別の個別相談のセッションを2回実施しましたが、各チームとも、仕事や家事育児などの合間を縫ってチームミーティングや、プロトタイプ(試行)を実施するなど精力的に活動してきました。「家族よりも濃密な時間だった!」とおっしゃる方も。
これだけ時間をかけてリサーチし、検討した内容をたったの500秒(8分20秒)でプレゼンする!これもまた大きなチャレンジでした。思いが詰め込まれた内容をそぎ落とし、本当に伝えたいことをご自分の言葉で伝える・・・どのチームも熱のこもった発表になりました。
 
 



発表されたテーマ、アイデアは10個にものぼりました。
・災害時の聴覚障碍者支援 マニュアルの整備と勉強会の実施、資格情報の活用
・学びの履歴を職歴に “2枚目の名刺”への第一歩
・五感で田園風景を感じる癒しのオブジェ“田額”
・米ぬかの効果と魅力を伝える 米ぬかの旅
・一歩を踏み出す勇気を手助けする そっとあなたを応援する“言葉の交換”帳
・子どもたちと家族にものづくり・科学の楽しさを伝える 体験、続ける、広く深く
・中山間部と都市部を繋ぐ 循環型農業サポートプログラム
・外国人と日本人の共生社会を目指して 関心を持ち互いを理解する場とツール
・POPに学ぶ 学び続けるためには何が必要か?大切なことを楽しく気軽に学ぶ場
・ハーブティーによるセルフメンテナンス 自分オリジナルの癒しの方法を持とう
 
ほとんどのチームが、アイデアを形にしていく中でプロトタイプ(試行)を行ったことで、実現に向けての課題や改善点が明らかになっていたこともとても印象的でした。
 
 

発表の後は、ポスターを用いたフィードバックセッション。
ポスター前で、参加者、受講生相互にアドバイス、質問を繰り広げます。ピンクの付箋には「GOOD」(ここがよかった!共感した!)を、キイロの付箋には「MOTTO」(改善点やアドバイス)を書きながら発表を聞いてもらい、ポスターはそれらの付箋でいっぱいに!
発表会には修了生もかけつけてくれ、実現に向けての具体的なアドバイスや、協働の持ちかけなど、場内は熱気でいっぱいでした。





 聞間先生が「今日が終わりではなく、今日がスタートです。」と仰っていましたが、どのチームも発表して終わりではなく、次の展開に向けて熱心にメモを取り、話を聞いていた姿がとても印象的でした。ここから次、どんな展開が生まれるのか、本当に楽しみです!


 
このプログラムでは、「とりあえずやってみる」「やったら振り返る」ことを大切にしてきました。やってみて、仲間と対話して、またトライして…を繰り返す中で、まずは体で覚えろ!とばかりに体験してきたことは、1年経って「なるほど、そういうことだったのか!」と腹落ちでき、大きな力となっているはずです。
 
3期生の学びの旅はまだまだ続きます。これからも、修了生同士のつながりを大事にしながら、学びの旅を続けていかれることと思います!


 
最後に、このプログラムの運営にご協力、ご尽力いただきました先生方、関係者の皆様に厚く御礼を申し上げます。

 <お問い合わせ>
 福岡女子大学 地域連携センター 女性学び直し担当
manabi@fwu.ac.jp
 092-692-3198