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2017.11.27授業報告

短期集中特別講座「ファシリテーションスキル実践」(2日間)が終了致しました。

【イノベーション創出力を持った女性リーダー育成プログラム】
短期集中特別講座「ファシリテーションスキル実践」
(2日間)が終了致しました。

昨年好評だったの短期集中特別講座に引き続き、今年11月18日(土)、11月25日(土)
において2日間の「ファシリテーションスキル実践」短期講座が行われました。

今回の講座では少人数の実施ということもあり、ひとりひとりと会話をしながら進
めていく内容の濃いものになっていました。




<1日目>

●導入・ガイダンス
まず初めに、自己紹介を兼ねてガイダンスを行いました。その後はチーム名の決め、最近の
関心ごと(マイブーム)を交換しあって、チームならではの名前をつけました。



ディスカッション演習
「これからのリーダーに必要な資質とは?」をテーマにグループでディスカッションを行
います。
●ブレーンストーミング
「ペットボトルの使い方」をテーマに、アイデアをたくさん出すブレーンストーミングの
演習を行いました。

●KJ法
アイデアを出したら、まとめる作業が発生します。「死ぬまでにやりたいこと」というテー
マで、KJ法という手法を使って、たくさん出たアイデアをまとめていく演習を行いました。

●傾聴
ファシリテーターの役割は「準備」「対話」「可視化」と言われています。
まずは「対話」、その中でも「傾聴」の演習を行いました。
 
●総合演習
最後は30分間のミニ会議を実際に運営します。「新人の教育はどうあるべきか?褒める?
厳しくする?」をテーマに、議論を行いました。




<2日目>

会議演習デモンストレーション
まずは、テーマと役割を設定した模擬会議のデモンストレーションからスタート。
社長勅命のコスト削減プロジェクトを命じられた人事部長が、社内主要部門の部長を
招集した会議のファシリテーターをつとめます。ファシリテーターは平山先生、参加
者の皆さんが営業部長経理部長、人事部長、販売物流部長になりきってのデモンスト
レーションを行いました。
どのようなプロセスでこの会議を組み立てたのか、ファシリテーターとして気をつけ
たことは何か?などの解説をしていただきました。ファシリテーターだけが積極的に
場を進行しなくても、今日の会議の目的、目標、ルールをきちんと事前に示し、参加
者どうしの対話を促すしかけを行うことの大切さを実感することができました。


●『プログラムデザイン概論』の講義

●プログラムデザイン演習

プログラムデザインの大切さ、概要を学んだあとは、「地域内の犯罪防止策」をテー
マに、目的・目標・ルールなどを設定しない状態でのロールプレイを実施。うまく話
し合いが進んだチーム、話がそれたまま議論が拡散してしまったチームなど様々でし
た。
その後、同じテーマで、90分の会議の話し合いのプロセスを作成します。防犯カメラ
の設置を提案する町内会長に対し、反対派もいる中で、どう合意形成をしていくか、
今日の会議の目標(ゴール)をどう設定するか、目標を達成するためのプロセスとは
何か?をみんなで考えていきます。


 
●総合演習(ファシリテーション実践演習)

総合演習では、これまでに学んだことを総動員して「大雨による浸水が発生し、避難
してきた6家族がこれから避難所生活を送るにあたってのルール決め」という設定の
もと、30分間の会議のプログラムデザインを作成し、作ったプログラムデザインをも
とに実際に話し合いを行いました。


様々な演習を通じて、安心・安全な場づくり、よい問いについて学びました。
これらは、確実な答えのある学びではないので、もやもや、探索はまだまだ続くかもしれま
せん。その探索こそが、学び直しの旅、なのかもしれません。

2日間、モリモリの内容で、お疲れ様でした。
ぜひ、これからも学びの旅を楽しみましょう!