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2017.08.22授業報告

モジュール2 Day4「アイデアのプレゼンテーション」の対面授業が終わりました。

【イノベーション創出力を持った女性リーダー育成プログラム】
モジュール2Day4(最終日)「アイデアのプレゼンテーション」の対面授業が8月19日(土)に行われました。


前回の授業から3週間。この間、個人、チームでアイデアを出し合い、「これは!」と思うアイデアの詳細を落とし込む課題に取り組んできました。各自3つずつのアイデア出しは楽しくも苦しい取り組みでしたが、「生産性の高い働き方をデザインする」をテーマに、ユニークで多様なアイデアが集まりました。

まずは、チームごとに持ち寄ったアイデアの中から、1つに絞り込みます。
ここでのポイントは「わくわくするか?」



新しいことを始めるときには、抵抗勢力や既得権益など様々な困難が待ち受けています。それを乗り越える原動力は「自分が楽しいかどうか」。大変な“山”に登っていくには好きなことでないと登り切れません。わくわくすることに素直になりましょう!という聞間先生のアドバイスもあり、実現可能性に目を奪われずに本当にやりたいこと、やってみたいこと、あったらわくわくすることをポイントにアイデアを絞っていきます。

 
アイデアを形にするときは「まずやってみる」。デザイン思考では、プロトタイピング=やってみて修正していくプロセスを大切にしています。プロトタイプにはいくつかの方法、やり方があります。

顧客が製品やサービスをどのようにして知り、どうやって使うまでに至るのか一連の体験を可視化する「カスタマージャーニーマップ」を作成します。
口コミやウェブサイトで知るのか?知った後はどんな行動をとるのか?そのときのユーザーの気持ちはどうなのか?どんなことに不安や期待を感じているのか?などを洗い出していきます。アイデアのブラッシュアップにもなります。

ユーザーの行動、体験を可視化した後は、その一連の流れをストーリーにしてみます。ストーリーを語ることで、ユーザーは製品やサービスを使った自分をイメージすることができ、製品・サービスに共感し、使ってみたい!という気持ちになります。ストーリーがうまく繋がらないときには、アイデアのどこかに無理があるのかもしれません。



最後は、チームごとに考えたアイデア、そのアイデアを実際に使っている様子を寸劇でプレゼンテーションしました。
寸劇によって、実際に顧客がどんな体験をするのか、どんな気持ちになるのかがイメージしやすくなります。皆さんの熱演もあって大盛り上がりでした!





「生産性の高い働き方をデザインする」をテーマに取り組んできたモジュール2。インタビューを通じて、「生鮮性とは何か?」を考え、単なる業務改善や労働時間の削減だけではなく、スキルアップ、社内のコミュニケーション、生涯現役など様々な観点、視点を得ました。
初日にこのテーマを提示されたときに、このようなアイデアが出来上がるとは誰も想像していなかったと思います。様々な演習を繰り返しながら、デザイン思考のプロセスである旅人モード、ジャーナリストモード、編集者モード、エンジニアモードを経験しました。
インタビューを通じて、ユーザーの気持ち、感情に共感しながら、アイデアを作り上げていきました。悩みや感情、ユーザーの独自の視点を知ろう!と共感する気持ちがイノベーションには大切です。

ジェットコースターのように駆け抜けた4日間。「まずやってみる」を合言葉に取り組んできましたが、これまで体験した演習が、旅人モード、ジャーナリストモード、編集者モード、エンジニアモードのどの部分にあたるのか、この4日間に学んだことは何か?をじっくりと味わいながら振り返りをし、来月からのモジュール3を駆け抜けて行きましょう!!

★※授業を「可視化」に!!
講師岸先生より、今日の授業の内容をいつもの「可視化」に、まとめて頂きました。




<お問い合わせ>
福岡女子大学 地域連携センター 女性学び直し担当
manabi@fwu.ac.jp
092-692-3198