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2017.07.16授業報告

モジュール2 Day2「新たな課題の創出・設定のプロセスを学ぶ」の対面授業が終わりました。

【イノベーション創出力を持った女性リーダー育成プログラム】
モジュール2Day2「新たな課題の創出・設定のプロセスを学ぶ」の対面授業が7月16日(日)に行われました。


昨日の延長で、「感情」を表すEQチェックシートを用いて、今の自分の感情、気持ちがどんな状態であるかの確認からスタートしました。



昨日のインタビュー演習を引き続き、「ジャーナリスト」モードを更に深掘りしていきます。

インタビュー演習を行ってみて、「生産性の高い働き方」というテーマの捉え方が違っていたり、チームメンバーそれぞれが違うイメージを持っていると、何を聞くのか?が曖昧になってしまうことを発見しました。今日の演習では、インタビュー相手に何を聞くのか?テーマとなっている言葉を深掘りし、よりよい問いを導くためにいろいろなワークを通じて深めていきます。

まずは、コンセプトマップ。
コンセプトマップは、コンセプト(≒言葉)の意味を探索していくワークです。同じ言葉でも人によって意味が違っていないか、似て非なる言葉は何か?関連する言葉は何か?などを洗い出して、つながりを見出していきます。モジュール1で学んだKJ法にも似ています。コンセプトマップでは、関連するものをまとめるだけでなく、つながりや関連性を見つけて可視化していくのがポイントです。(KJ法でも図解化・構造化して、ストーリーに落とし込むことが大切なポイントです。)



演習のあとは、振り返りを行います。コンセプトマップに取り組んでみて、活用できそうなこと、よくわからなかったことなどを全体で共有していきます。
KJ法との違いがよくわからない、同じ言葉でも違う捉え方があることがわかった、言葉のすり合わせをしておかないとゴールが曖昧になってしまう、など様々な学びと気づきがありました。

続いて共感マップ。
これは、いわば顧客(≒ターゲット)の頭の中を可視化していく作業ともいえます。顧客は何を感じ、何を聞いて、何をみているのか、困っていることは何か?などを言語化していきます。
顧客像を詳細に具体的にイメージすると作成しやすくなり、インタビューの事前準備にも役立ちそう、との感想も出てきました。



お昼休みを挟んで、テーマに関連する人やモノ、仕組みやシステムなどを、図柄をメタファ的に用いて可視化していく「ステークホルダーマップ」に取り組みました。動物や人物、建物などのイラストを擬人化しながら、実際に貼り合わせたり、配置したり、関係性を線でつないだりしながら、具体化していく作業が進んでいきます。ステークホルダーマップは図柄を切ったり貼ったり、描いたりしながら進められることも重なって、どのチームからも楽しそうな雰囲気が伝わってきました。



演習の後は、振り返りと全体共有。コンセプトマップでは十分に表現しきれなかった関係性やつながりが、「絵」を用いることでイメージが広がり、物事の関連性がわかりやすくなったという意見も出ていました。コンセプトマップのグラフィック版と言えるかもしれません。

Day2の最後は、インタビューで重要な「誰に何を聞くか?」の「誰に?」を掘り下げていきます。
「生産性の高い働き方」をテーマにした場合のエクストリームユーザーはどんな人なのか? 生産性の高い人はどういう人なのか?生産性を全く意識しないで暮らしている人はどういう人なのか?など各チームでのエクストリームユーザー像を探索していきました。

Day3では、実際のリサーチ(インタビュー)結果を持ち寄って、編集者モードを探索していきます。

★※授業を「可視化」に!!
講師岸先生より、今日の授業の内容を「可視化」に、まとめて頂きました。



<お問い合わせ>
福岡女子大学 地域連携センター 女性学び直し担当
manabi@fwu.ac.jp
092-692-3198