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2016.09.11授業報告

9月10日(土)モジュール2 対面授業3日目が行われました。

イノベーション創出力を持った女性リーダー育成プログラム。モジュール2「創造性を磨く」対面授業3日目が行われました。



モジュール2「創造性を磨く」ではデザイン思考のプロセスを実習を通して学んでいきます。前回の授業ではリサーチ結果をクラス全体で共有し、新たな発見を得ました。
 前回の授業から2週間、新たな発見、新たな気づきをもとに、各自4つのアイデアを考えて持ち寄ります。

 まずは、各自のアイデアをチーム内で共有。
 共有する際には、顧客はだれなのか?自分の考えたアイデアを使ってくれるお客様はどんな人なのか、採用する企業や団体はどんなものか?を考えながら進めます。
 顧客のどんな会課題を解決するのか?顧客にどんな新しい価値を提供できるのか?
 先行事例や競合は存在するのか?自分の身の回りのリソースはあるのか?などの視点も入れ、自分のアイデアとの関連性を見つけながら、チーム内での共有を進めます。






共有したアイデアの中から顧客の具体性」「解決する課題/提供する新価値の影響力」「競合への勝ち目」「実現のリソース」などを注視して、チームのベストアイデアを選抜します。
もちろん、話し合いの中で新たに生まれたひらめきやエッセンスを追加して、まったく新しいアイデアを出すことも可能です。







 各チームのベストアイデアは
 ・社会人インターンシップ
 ・高校卒業後のギャップイヤープログラム
 ・若者と企業の「一歩」を支援するマッチングプログラム
 ・外国人受け入れ講座
・時間の使い方 ワークライフバランスプログラム
 など、様々なターゲット、顧客に向けた興味深いものが出来上がりました。




午後からは、実現に向けてのステップに入ります。
まずはアイデアに関わる人や組織、リソースをリストアップし、関係を明らかにしていきます。
自分たちがこのアイデアにどうかかわるのか?このアイデアにとって自分たちはどんな存在なのか?を設定し、関わりを可視化していきます。
 動物や人物、建物などのイラストを擬人化しながら、実際に貼り合わせたり、配置したり、関係性を線でつないだりしながら、具体化していく作業が進んでいきます。





チームでのワークのあとは、クラス全体で共有します。
 他のチームのアイデアや関係図を聞くことで、自分たちのアイデアの価値や不足点が明らかになり、アイデアが深まっていきます。




本日最後の演習は「顧客体験シナリオ」
 顧客がそのサービスを受ける際に体験する行動にはどういったものがあるのか?そのときにどんな状態だったら、それはよい体験になるのか?を顧客の視点で時系列に考えていきます。
顧客がそのサービスを受ける(利用する)際に体験する行為をリストアップします。
 例えば、鉄道(七つ星)を例に取ると、知る、計画する、出発する、チケットを購入する、入線を待つ、席に着く、乗車(移動)する、到着する・・・といった体験を行います。
 通常は「乗車している」体験のみを考えがちですが、そのほかにも顧客が体験することは数多くあるので、それらをリストアップしていきます。
また、顧客はさまざま存在するため、ここでは最重要と思われる顧客を想定します。




タッチポイントをリストアップしたのち、顧客がその体験をするときに、どんな状態だとgoodな体験なのか?またbadな体験なのかを洗い出します。
 同じタッチポイントでgoodと思うこと、badと思うことはそれぞれあります。
タッチポイントとそれに呼応するgoodな体験、badな体験を、時系列で作成して、アイデアをさらに具体化していきました。

次回はいよいよ、モジュール2の最終授業です。
 各チームが作成した顧客体験のシナリオをもとに、そのサービスをどう差別化させ、付加価値を付けていくのかを検討し、かたちにしていきます。
アイデアがどんな形になっていくのか、各チームの発表が楽しみです!


<お問い合わせ>
福岡女子大学 地域連携センター 女性学び直し担当
manabi@fwu.ac.jp