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2016.08.27授業報告

8月27日(土)モジュール2 対面授業2日目が行われました

イノベーション創出力を持った女性リーダー育成プログラム モジュール2「創造性を磨く」対面授業2日目。



前回の授業から約1ヶ月、「福岡の新しいはたらきをデザインする」という大テーマから、各チームごとに設定したリサーチテーマに基づいてインタビューを行いました。

今日の授業では、それぞれのチームのリサーチ結果を、クラス全体で共有します。



 まず、最初は外国人の目から見た日本人の働き方。日本人はシャイではない、ファーストコンタクトが苦手なだけ、行政の力を借りるよりも自分の出来ることを自分でやった方が早い、ビジネスにはスピード感が大切だ、などの発言からの気づきや発見をクラス全体で共有します。

自分たちのリサーチ以外のたくさんの事例を共有することも、また学びです。発表を聞きながら、気付いたこと、自分たちのリサーチとの相違点や、関連性などを考えていきます。





主夫、アルバイト、学生をしながら夜の繁華街でゴミ拾いのアルバイトをする若者からは、そのときそのときの自分にあった生活をデザインする力、身の丈にあった自分サイズの取り組みを実践していることに気づかされましたた。

 定住や移住、働く場所を選択する時の基準やきっかけはどのようなことなのか?をテーマに、地元で育ち地元で働く人、地元で育ち地方で働く人、Uターン・Iターンで福岡で働く人にインタビューを行ったチームからは、「地元への愛着」「家族への感謝」といった気質が見えたこと、また、福岡は働く上での選択肢がたくさんあると感じている人とそう感じていない人がいることなどが見えてきました。

いわゆる一般的な就職ではない、あえて就職活動をせずに社会人になった若者へのインタビューからは、経済的な動機はあとからついてくるようだ、若い人は人とのつながりが希薄なのかと思っていたら、人とのつながりを大事にしていること、仕事を楽しむ人を増やしたい、という思いを持っていることを知りました。

複数の仕事や役割を持つパラレルワーカーへのインタビューでは、多忙の中でも充実感ややりがいを感じ、本業との相乗効果も感じているとの発表もありました。一つの仕事を極めることでも専門性は発揮できる、複数の仕事や役割を持っていないと新しい発想は生まれないのだろうか?という疑問も出てくるなど、自チームのインタビューだけでなく、他チームの発表からも様々な気づきを得ました。


午後は共有したリサーチ結果からの自分たちの気づきを整理していきます。





他チームの発表からの気づき、自分たちのリサーチを振り返っての気づき、打ち破られた自分自身の常識や固定観念などをまずはポストイットに書き出します。
 次にチーム内で整理をしていきます。
意味や対象が近いものを集め、まとまりごとに名前=ラベルをつけていきます。まとまりごとの関係性を矢印でつなぐなどして、関連性やつながりを表出化していきます。



関係性がある程度整理できたら、次に2軸で分類していきます。「これがもっとも難易度が高く、クリエイティブな作業」と田村先生のコメント。


 2つの軸を設定すること、設定した軸に分類し、落とし込む作業では、何度も軸を設定し直したり、ポストイットを貼り直したりしながら進めていきす。

2つの軸を設定すること、設定した軸に分類し、落とし込む作業では、何度も軸を設定し直したり、ポストイットを貼り直したりしながら進めていきす。



最後の演習では、2軸に分類したあと、どこに「機会=チャンス」があるのかを探ります。
先行事業の有無、身近にリソースがあるか、困っている人、困っていることを解消できることは何か?など、分類した2軸の中で、自分たちが「機会=チャンス」だと思う領域を定めていきます。
領域を定めたら、次はアイデア出し。次回の授業までに1人4つのアイデアを持ち寄ります。





今年度の講座をお手伝いいただいている一期生から「ひとつアイデアが出ると、そこから連想されて次々にアイデアが出てくるから大丈夫!」「考えすぎると行き詰るので、荒削りでも出していくといい。」とのアドバイスもありました。

次回の授業では、これから2週間の間にそれぞれが考えたアイデアを持ち寄り、実現に向けてのワークを行います。

どんなアイデアが出てくるのか、楽しみです!