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2019.06.10授業報告

モジュール1 Day3「ファシリテーションの基礎を学ぶ」の対面授業が終わりました

本日から株式会社トライローグ平山先生の講義です。
本格的にファシリテーションを学んでいきます。

経営者でも、明確な経営戦略を指し示すことが難しく、多様な人々との協力が求められている時代、新しいリーダーシップの形として「場と人」に働きかける「ファシリテーター」の役割が注目されています。本日は、議論を円滑にしていくファシリテーション技術を、グループ演習を通し学んでいきます。
 
本日から3日間は、新たな先生、新たなグループでの学習が始まります。まず初めに先生の自己紹介と、グループ内で自己紹介。そして、新たなチーム名をみんなで決めました。

ディスカッション演習
チームで初めに「これからの時代のリーダーに必要な資質は?」をテーマに「ディスカッション演習」をおこなっていきます。1回目は自由に、2回目はディスカッションの前提を決めます。あいまいな問いよりも、「目的、役割、ルール」等話し合いの前提を準備することで議論がスムーズに進むことを演習を通し、体験します。
 
ブレインストーミング演習、KJ法演習
他者と意見を共有し考えを膨らませていく、付箋を利用した「ブレインストーミング演習」、情報をグループ化する「KJ法演習」をおこないました。たくさんのアイディア、情報の中からグループ化をしていきます。どこにも属さない「一匹オオカミ」の存在。無理にグループ化しない。グループに属さない存在にも意味があります。
 
ファシリテーション解説・演習
対話を促進する新しいリーダーシップの手法、「ファシリテーション」を以下の3つの視点を大切にしながら学びます。
 議論の場づくりの準備のための3つの視点
 ・方向性をチェックする(バラバラにならないようにするために) 目的、目標等
 ・素材をチェックする(効率的に進めていくために)情報、役割、時間等
 ・場をチェックする(話しやすさを演出するために)空間、雰囲気、道具等
 
傾聴・質問
ペアワークで「傾聴(質の高い聴きかた)」と「質問(相手の考えを引き出す)」を体験します。アドバイスや提案をせず、相手の考えを引き出すには技術が必要です。実践すると、互いに理解しあう場づくりの難しさを感じます。
 
ファシリテーショングラフィック演習
その後、3人チームで、ファシリテーションで大切な役割の一つ、議論を描いて整理する「ファシリテーショングラフィック」を体験します。1人のつぶやき、2人の会話、2人の対話とホワイトボードに記録することに慣れながら、チームで一つのテーマ「新人にまず身につけてほしい3つの要素」で演習。そしてより、実践的に、「若手の育て方について」について議論し、結論を出す。ファシリテーターの役割を体験します。
 

 
Day3「ファシリテーションの基礎を学ぶ」では、議論の場づくりの事前準備の大切さを学びました。対話を促進するファシリテーターの役割を体験し、メッセージの意味を明確にする「傾聴」「質問」等の技術、議論を描いて整理する「ファシリテーショングラフィック」等様々な訓練が必要だと感じました。会話と対話の違いを実感する1日でした。