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2019.02.20授業報告

2月16日(土)成果発表会&修了式を開催いたしました。

福岡女子大学学び直しプログラム「イノベーション創出力を持った女性リーダー育成プログラム」の最終授業を兼ねた成果発表会を2月16日(土)に行いました。
 


  
モジュール1では、ワークショップデザイン、ファシリテーションを通じて、他者の考えや違いを受け止め、チームで協働することを学びました。 続いてモジュール2ではデザイン思考のプロセスを体験することで、これまでにない視点、発想でのアイデアを創出する思考法を学びました。そして、モジュール3では、一人ひとりが抱える身近な問題意識をテーマに、その問題を解決するためのプランを作るプロジェクトを実践しました。
 
9月から4ヶ月強の期間、みなさん一人ひとりがご自身の問題意識にとことん向き合って、テーマを探索し、リサーチとチーム内での対話を繰り返しながら、アイデアを練り上げてきました。
対面授業を4回、チーム別の個別相談のセッションを2回実施、そのほか各チームとも、仕事や家事育児などの合間を縫ってチームミーティングや、プロトタイプ(試行)を実施するなど精力的に活動してきました。
これだけの長い時間をかけて検討した内容をたったの500秒(8分20秒)でプレゼンする!これもまた大きなチャレンジでした。どのチームも熱と思いのこもった発表になりました。


 
発表されたテーマ、アイデアは7つ。
・人生の迷いや不安をポジティブに変える「ネガティブ人生ゲーム」
・仲間と一緒にありたい姿を模索する場がセットになった「気づき手帳」
・分かり合えない相手との対立を解消するには?プロセスこそが解決策
・GOLD WOMAN(50代女性)のセカンドライフワークを応援する情報発信
・地域と食のつながりを目指して 季節の味噌汁とごはんで学童のお昼ごはん
・障がい者の働き方を考える ~障がい者、支援側、雇用側を繋げるプラットフォーム作り
・世界とつながり、自分らしく暮らしていく~なりたい自分になるための機能性スイーツ
 
実際に作った試作品やウェブサイトのイメージを展示したり、プロトタイプ(試行)を行ったことで、実現に向けての課題や改善点が明らかになっていたこともとても印象的でした。
 
 

発表の後は、ポスターを用いたフィードバックセッション。
ポスター前で、参加者、受講生相互にアドバイス、質問を繰り広げます。「GOOD」(ここがよかった!共感した!)「MOTTO」(改善点やアドバイス)が書かれた付箋でポスターは花が咲いたようです。
 

 
モジュール3のオーガナイザーを務めてくださっている聞間先生が「今日は終わりではなく、今日からスタートです。」「発表したプランをその後も継続して実施しているケースが多い、非常に稀有なプログラムだと思う。それは皆さんの内面から湧き上がる思いに向き合って取り組んだから」と仰っていましたが、次の展開に向けて熱心にアドバイスに耳を傾け、対話されていた姿がとても印象的でした。これから先に、どんな展開・発展を遂げるのか本当に楽しみです!
 


修了式の中で、このプログラムの立ち上げ尽力された福津市の松田美幸副市長が「イノベーションとは、それがなかった時代にはもう後戻りができないこと。皆さんにとってこのプログラムで学んだことこそがイノベーションだったのでは? 」とお話しくださいました。
このプログラムでは、「とりあえずやってみる」「やったら振り返る」ことを大切にしてきました。実施したら、仲間と対話して、振り返る。そうした経験はきっと大きな力となっているはずです。
 
4期生の学びの旅はまだまだ続きます。これからも、修了生同士のつながりを大事にしながら、学びの旅を続けていくことを期待しています!
 

 
最後に、このプログラムの運営にご協力、ご尽力いただきました先生方、関係者の皆様に厚く御礼を申し上げます。


<お問い合わせ>
 福岡女子大学 地域連携センター 女性学び直し担当
manabi@fwu.ac.jp
 092-692-3198