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2018.06.18授業報告

モジュール1「ファシリテーションスキル実践」の対面授業4日目が6月16日(土)に行われました。

モジュール1「ファシリテーションスキル実践」の対面授業4日目が6月16日(土)に行われました。
 
Day4では「話し合いの場のプログラムをデザインする」スキルを磨きます。
会議やミーティングなど対話を通じて合意形成を行う場を作るためのプログラムデザインを会議のデモンストレーションを観察したり、グループ演習を通じて学んでいきます。

●前回の振り返り、質問、疑問解説
最初に前回の授業の振り返りからスタート。
ふりかえりは長文のレポートにまとめる必要はなく、体験したこと、感じたことを、時間を置かずに気軽に投稿し、それに対してチームメンバーで感想を交換し合う形で行います。
実際に、社内の会議を板書したという実践報告や、相槌のバリエーションを持つとよいなど、アドバイスや意見交換が交わされました。
 
 
●会議演習デモンストレーション
まずは、テーマと役割を設定した模擬会議のデモンストレーションからスタート
社長勅命のコスト削減プロジェクトを命じられた総務担当が、社内主要部門の部長を招集した会議のファシリテーターをつとめます。ファシリテーターは平山先生、選抜された4名が営業部長、経理部長、人事部長、販売物流部長になりきってのデモンストレーションを行いました。そのほかの人は会議の様子を観察します。
 
次にどのようなプロセスでこの会議を組み立てたのか、ファシリテーターとして気をつけたことは何か?などの解説をしていただきました。
今日の会議の目的、目標、ルール、進め方について明示する、参加者全員の同意を求める、などファシリテーターとして場をどう設計するか、どうふるまうか、実際の会議の様子を観察しながら学んでいきました。

●『プログラムデザイン概論』の講義
会議を行う際には目的や目標の確認をとった上で進めること、話し合いの手順を設定することが大切です。
また、会議は目的をもって開催され、なんらかの結論を見出すことが求められます。
そのためには参加者との合意形成が必要になりますが、合意形成はシロクロはっきりつけられるものではなく、全員が満場一致で賛成!ということはなかなかありません。合意形成にはグラデーションがあることを理解し、100%合意していない参加者がいた場合には、結論に対して確認を取ることが大切です。
 

●プログラムデザイン演習
プログラムデザインの大切さ、概要を学んだあとは、「地域内の犯罪防止策」をテーマに、目的・目標・ルールなどを設定しない状態でのロールプレイを実施。うまく話し合いが進んだチーム、話がそれたまま議論が拡散してしまったチームなど様々でした。
その後、同じテーマで、90分の会議の話し合いのプロセスを作成します。防犯カメラの設置を提案する町内会長に対し、反対派もいる中で、どう合意形成をしていくか、反対派の意見を切り捨てずに全員参加で議論が進むように目的、目標を設定し、目標を達成するためのプロセスとは何か?をチームで考えていきます。


 
●総合演習(ファシリテーション実践演習)
総合演習では、これまでに学んだことを総動員して「大雨による浸水が発生し、避難してきた家族がこれから避難所生活を送るにあたってのルール決め」という設定のもと、30分間の会議のプログラムデザインを作成し、作ったプログラムデザインをもとに実際に話し合いを行いました。



 
この会議の目的は何か?今日の会議の目標(ゴール)をどう設定するか?どんな手順、流れで進行することで目標(ゴール)が達成できるか?に留意しながら、各チームごとに会議のプログラムデザインを作成します。
30分という限られた時間でのプログラムデザインの作成では、「よりよい生活のための最低限のルール作り」「衣食住に関するルール作り」などを目標に設定し、そして、それを用いた話し合いを行いました。
話し合いには前回の授業で学んだファシリテーショングラフィックの技法も使いながら、各チームともホワイトボードに意見を書き出したり、図解化したりしながら、全員の共通認識を合わせていきました。

 
次回は6月30日(土)、いよいよモジュール1の最終日です。
リーダーシップやチームビルディングについて、演習や対話を通じて学んでいきます。
 
 ★※授業を「可視化」に!!
該当講座の講師岸先生より、今日の授業の内容を「可視化」に、まとめて頂きました。



次の対面授業は6月30日にて、【リーダーシップ概論】について、学びます。

<お問い合わせ>
福岡女子大学 女性学び直し支援室
manabi@fwu.ac.jp
092-692-3198