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お知らせ会長退任のご挨拶

2023.07.12

会長退任のご挨拶
                               
 猛威を振るってきた「新型コロナウイルス感染症」は、令和5年5月8日から「5類感染症」に位置づけられましたが、まだまだ予断は許さない状況が続いております。皆様は恙なくお過ごしのことと存じます。
 さて、令和5年度筑紫海会総会が5月28日に開催され、6月28日・7月8日付け当会のHPに報告されておりますように新体制が発足いたしました。令和3年8月花崎体制始動以来、困難な状況にありました同窓会活動に、多大なご支援とご協力をくださいました会員の皆様に心よりお礼申し上げます。
 この2年間、同窓会の運営をお預かりし、100年近くの歴史を持つ同窓会の存在の重みと皆様の歩みの豊かさと、そして大学の発展とに相応しい同窓会はいかにあるべきかを問い続けて参りました。その活動の一端は、HP、会報、支部総会、クラス委員会他で機会をみて報告して参りました。すなわち、母校の発展に寄与するということは、制度疲労をきたしていると言われる社会システムの中にあって、先行不透明で混沌とした時代であるからこそ、母校が創立の当初より目指してきたリーダー育成教育を享受した私たちが、「時代をリードする同窓会」として、よりよい社会づくりにいかに資するかということでもありました。手段的価値を超えて本質的価値実現のための具体的展開を、未来志向的に議論を深め、活動の意義を掘り下げ、具体的展開に繋げるということでありました。就任の挨拶で申しましたように、新たな時代をつくる、まさに文化の革新でありました。また、ますます個人化する社会にあって、多くの同窓生が求める「心の拠り所」「オアシス」として同窓会の機能を顕現化することでした。たまたま同じ学び舎で学んだというその1点のみを絆として構築されている任意団体であるからこそ、利害関係を超えて、真の人間存在の「場」としての心理的空間を提供し、大学の一室をおかりしている筑紫海会室がアゴラ的役割としての物理的「場」となりうることに期待を込めて参りました。
 しかし、それ等の実現には長い時間がかかります。幸い現代は、年代/年齢の意識や好み、価値観は「消齢化」(博報堂2023)に向かっているということです。それは、100年近くの歴史を持つ同窓会員の意思疎通も容易に成り得る証でもあります。
 執行部の皆様、大変多忙な2年間をありがとうございました。月1回以上3時間に及ぶ全体理事会による情報共有、各部署の活動展開のための諸々のご活動にこの場をお借りし、お礼を申します。
 最後になりましたが、同窓生の皆様の今後もますますのご活躍とご健康を祈念しております。
 ありがとうございました。
筑紫海会 第13代会長 花崎正子     
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