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研究者詳細情報
国際文理学部 環境科学科
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福田 裕美
助教

福田 裕美

フクダ ユミ

略歴

2001年 福岡女子大学人間環境学部生活環境学科 卒業
2003年 福岡女子大学人間環境学研究科生活環境学専攻修士課程 修了
2003年 福岡県立門司商業高等学校 講師
2004年 福岡県立青豊高等学校 講師
2006年 香港理工大学 Research Assistant
2009年 福岡女子大学人間環境学部 助手
2011年 福岡女子大学国際文理学部 助手
2012年 九州大学大学院芸術工学研究院 博士号 取得
2014年 福岡女子大学国際文理学部 助教

取得学位

博士(芸術工学)

研究テーマ

生体リズムおよび視覚に及ぼす光の影響

研究概要

人間は外部環境を五感によって認識するが、この五感のうち、最も大きな役割を担うのが視覚であるといわれている。視覚は、光が網膜上の光受容器によって受光されることで脳に伝わり、知覚される。また、光は視細胞を通じて視覚以外の部分、たとえば体温やホルモン分泌に表れる生体リズムや情動にも影響すると考えられており、人間の生理・心理反応に大きなかかわりをもっている。従来、人間の光受容器は錐体と桿体だけであると考えられていたが、最近、メラノプシンを含む網膜神経節細胞も光受容器として働いていることが明らかとなった。しかし、このメラノプシン神経節細胞の視覚系・非視覚系への影響はまだ明らかにされていない部分もある。
メラノプシン神経節細胞の働きも含めて、光刺激が網膜上で受光され、人間の生理・心理に影響を及ぼすまでの経路を解明することを目的として研究を進めている。また、人間にとって健康で快適な光環境という視点から、光環境のデザインを検討する。

主要研究業績等

  • 松下美紀, 森田健, 福田裕美(2018) 睡眠の質を高める光./Lighting to improve sleep quality 照明学会誌 102: 186-190.
  • Fukuda Y, Morita T(2017) Effects of light-dark cycle on diurnal rhythms of diet-induced thermogenesis in humans. Chronobiol Int. 34: 1465-1472.
  • Takao M, Fukuda Y, Morita T(2017) A novel intrinsic electroretinogram response in isolated mouse retina. Neuroscience 357: 363-371.
  • Fukuda Y, Kai A, Tsujimura S, Higuchi S, Morita T(2017) Human melatonin suppression in response to silent substitution stimuli of photoreceptors. J Sci Tech Light. 41: 145-150.
  • Fukuda Y, Morita T(2016) Serotonin and melatonin: their functional role in plants, food, phytomedicine, and human health. Taylor & Francis, USA, 297-303.
  • Kuze M, Morita T, Fukuda Y, Kondo M, Tsubota K, Ayaki M(2016) Electrophysiological responses from intrinsically photosensitive retinal ganglion cells are diminished in glaucoma patients. J Optom., pii: S1888-4296(16)30050-4.
  • 福田裕美(2015) 人間科学の百科事典. 丸善出版, 237-238, 247-248, 534-535, 2015.
  • Fukushige H, Fukuda Y, Tanaka M, Inami K, Wada K, Tsumura Y, Kondo M, Harada T, Wakamura T, Morita T(2014) Effects of tryptophan-rich breakfast and light exposure during the daytime on melatonin secretion at night. J Physiol Anthropol. 33: 33.
  • Fukuda Y, Higuchi S, Yasukouchi A, Morita T(2012) Distinct responses of cones and melanopsin-expressing retinal ganglion cells in the human electroretinogram. J Physiol Anthropol. 31: 20.
  • Waterhouse J, Fukuda Y, Morita T(2012) Daily rhythms of the sleep-wake cycle. J Physiol Anthropol. 31: 5.
  • 福田裕美(2011) メラノプシン網膜神経節細胞に関する研究. 日本生理人類学会誌 16: 31-37.
  • Fukuda Y, Tsujimura S, Yasukouchi A, Morita T(2010) The ERG responses to light stimuli of melanopsin-expressing retinal ganglion cells that are independent of rods and cones. Neurosci Lett. 479: 282-286.

学会発表

  • 福田裕美(2018) 光暴露が及ぼす食事誘発性熱産生への影響と体格との関係性に関する研究 第7回九州山口沖縄リズム研究会, 福岡
  • Fukuda Y(2017) A novel illumination system and its research application to human circadian rhythms The 8th Lux Pacifica, Tokyo, Japan
  • 福田裕美, 相場彩友美, 西岡紗希, 森田健(2017) 成長過程における男女の色彩弁別能力と視力の関係性についての研究 日本生理人類学会第76回大会, 京都
  • Fukuda Y, Ando Y, Morita T(2017) Effects of light-dark cycle on relationship between BMI and DIT 2017 Symposium of the Society for the Study of Human Biology & International Association of Physiological Anthropology, Loughborough, UK
  • 福田裕美, 森田健(2017) 条件等色光刺激を利用したmRGCが概日リズムへ及ぼす影響の把握, 第50回照明学会全国大会 第50回照明学会全国大会, 宮城
  • Takao M, Fukuda Y, Morita T(2017) An intrinsic electroretinogram response of melanopsin-containing retinal ganglion cells in isolated mouse retina European Biological Rhythms Society XV Congress, Amsterdam, The Netherlands
  • 高雄元晴, 福田裕美, 森田健(2017) 内因性光感受性網膜神経節細胞の機能を反映すると考えられるマウス網膜電図成分に関する研究 日本生理人類学会第75回大会, 千葉

関連専門分野

環境生理心理学
時間生物学
住環境学

所属学会

日本生理人類学会
日本時間生物学会
照明学会
Society for Light Treatment and Biological Rhythms

外部資金の獲得状況

科学研究費補助金・基盤研究C(代表)2018年度~2020年度「日常生活における夜間の光がエネルギー消費へ及ぼす影響の把握」
照明学会研究・教育助成基金(代表)2015年度~2016年度「条件等色刺激を利用したメラノプシン網膜神経節細胞が概日リズムへ及ぼす影響の把握」
科学研究費補助金・基盤研究C(代表)2014年度~2016年度「食事誘発性熱産生を指標とした光と食事がサーカディアンリズムへ及ぼす影響の把握」
科学研究費補助金・基盤研究B(分担)2011年度~2013年度「日常生活における受光履歴とトリプトファンの食事摂取が睡眠に及ぼす影響」
科学研究費補助金・若手研究B(代表)2010年度~2013年度「多原色光源を用いたmRGCの挙動特性」
笹川科学研究助成金(代表)2010年度「多原色光源を用いたメラノプシンを含む神経節細胞の光に対する挙動特性の把握」
  • 受賞歴

    • 2017年04月 福岡女子大学  職員表彰

  • 担当講義科目

    学部

    担当科目 開講期 開講年度 内容
    環境生活演習Ⅱ 2Q 2018年度
    環境生活基礎実験 2Q 2018年度
    エコ・ライフ実験 3Q 2018年度
    環境影響評価実験 4Q 2018年度

    活用可能な分野(社会への貢献等)

    1. 覚醒度・生体リズムを調節する光環境と食生活の提案
    2. シフトワーカーにとって健康な生活環境・生活習慣の提案
    3. 睡眠障害を改善する生活環境・生活習慣の計画
    4. 地域の光環境に適した色彩・空間のデザイン

    関連領域

    • 環境科学
    • 食健康
    • 医療
     

    キーワード

    生体リズム, 視覚, メラノプシン網膜神経節細胞, メラトニン, 食事誘発性熱産生

    フォト研究紹介


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