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研究者詳細情報
国際文理学部 国際教養学科
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教授

長岡 真吾

ナガオカ シンゴ

略歴

1989年 文学修士取得(筑波大学大学院)
1991年 筑波大学大学院博士課程文芸・言語研究科満期退学
1991年 岩手大学人文社会科学部 講師
1996年 筑波大学現代語・現代文化学系 講師
2005年 島根大学法文学部 助教授
2008年 同 教授
2014年 アメリカ合衆国ワシントン州立ワシントン大学シンプソン人文学センター 客員研究員
2017年 福岡女子大学国際文理学部 教授

取得学位

文学修士

研究テーマ

米国文学・文化における民族表象
文化衝突/交流における交雑文化の生成

研究概要

 国や文化を問わず「民族」は日常生活から一般社会、政治や法律など様々な領域で重要な意味を持っている。集団や共同体を定義する際の基本とみなされて迫害や殺戮の根拠とされてきた一方で、「民族」は文化の領域においても様々な形で表現され、創造され、継承されてきた。これまでは、特にアメリカ合衆国の文学を「民族文学」という視点から捉え直し、現代先住民作家を主たる対象にしながら、民族性がどのように文化表象において記号化されたり再創造されたりしているかについて、その諸相を可視化することに貢献してきた。差別されてきた民族に属する作家は基本的に告発と対立を形象化する傾向があるが、一方では主流文化との相互浸透によって生まれた独自の交雑(ハイブリッド)性を積極的に創作活動に取り込もうとする試みも見られる。そのような文化交流と文化創造の現場ではどのように創作・表現活動が行われているのかについて研究を進めている。
 また、文化交流・文化的交雑性という観点をラフカディオ・ハーン/小泉八雲の作品や伝記的解釈にも適用する研究も進めている。

主要研究業績等

  • 長岡真吾(2018) 「先住民の文学」/American Indian Literatures/Native American Literatures アメリカ学会編『アメリカ文化事典』丸善出版
  • 長岡真吾(2017) 2017海外文学・文化回顧 アメリカ トランプ時代に作家でいることの意味 『図書新聞』2017年12月23日 3332号 p. 6
  • 長岡真吾(2017) 2017年度回顧 アメリカ 充実した多様性と着実な成果を生んだ研究書 『週間読書人』2017年12月22日 3220号 p.4
  • 長岡真吾(2017) 書評:都甲幸治『今を生きる人のための世界文学案内』 『週刊読書人』3216号 p. 5
  • 長岡真吾(2017) トマス・キング『緑の草、流れる水』における教義(ドグマ)の解体/The Recontextualization of the Christian Dogmas in Thomas King's _Green Grass, Running Water_ 越川芳明・杉浦悦子・鷲津浩子編『〈法〉と〈生〉から見るアメリカ文学』悠書館、237-253
  • 長岡真吾(2017) シャーマン・アレクシーにおける文化共有と交雑性/The Cultural Penetration and Hybridity in Sherman Alexie 『アメリカ文学評論』No. 25(2017): 116-126
  • 阿部 珠理編著(2016) アメリカ先住民を知るための62章 明石書店
  • 長岡真吾(2016) 大英帝国とラフカディオ・ハーンの伝記記述-英国軍医はイオニアの男に刺されたのか? 江藤秀一編『帝国と文化:シェイクスピアからアントニオ・ネグリまで』,春風社,476-499
  • 長岡真吾(2015) 米国文学における インターエスニック/ クロスエスニック批評 『多民族研究』,多民族研究学会,No.8,18-34
  • Nagaoka, Shingo, Alan Rosen, Bon Koizumi and Shoko Koizumi, eds(2014) Greek, Irish and/or British?: Hearn's Immigration to America and His Cultural Identities. _Proceedings: International Symposium on "the Open Mind of Lafcadio Hearn: His Spirit from the West to the East." Tokyo_,The Planning Committee for the Memorial Events in Greece to Commemorate the 110th Anniversary of Lafcadio Hearn’s Death, 52-55
  • 長岡真吾(2012) 亡霊とノスタルジア―シャーマン・アレクシーと脅迫する過去 松本昇・東雄一郎・ 西原克政編『亡霊のアメリカ文学―豊饒なる空間』,国文社,375-86
  • 竹谷悦子・長岡真吾・中田元子・山口惠里子編(2002) 『英語圏文学 国家・文化・記憶をめぐるフォーラム』/Anglophone Literatures 人文書院

学会発表

  • NAGAOKA, Shingo(2017) Turtles All the Way Down: Hybridization and Recontextualization of Myth in Thomas King's _Green Grass, Running Water_ 九州アメリカ文学会第63回大会 シンポジウム" Myth and Meaning in Postmodern American Fiction"(司会・講師:福岡大学教授 Greg Bevan、福岡大学教授 David Farnell、福岡女子大学教授 Shingo Nagaoka。使用言語:英語) 佐賀大学

関連専門分野

アメリカ研究、移民研究

所属学会

日本英文学会
日本アメリカ文学会
アメリカ学会
多民族研究学会

外部資金の獲得状況

2002‒2005年度 科学研究費基盤研究(B)「Epistemological Framework と英米文学」共同研究者(研究代表者:鷲津浩子)
  • 受賞歴

  • 担当講義科目

    学部

    担当科目 開講期 開講年度 内容
    近・現代アメリカの文化と文学Ⅰ 前期 2017年度
    欧米文学と映像メディア 前期 2017年度
    ファーストイヤー・ゼミⅠ 前期 2017年度
    欧米言語文化演習Ⅱ 前期 2017年度
    英米言語文化文献講読Ⅳ 後期 2017年度
    欧米言語文化演習Ⅲ 後期 2017年度
    ファーストイヤー・ゼミⅡ 後期 2017年度
    欧米文化理論 後期 2017年度
    卒業研究演習 通年 2017年度
    卒業論文 通年 2017年度

    大学院

    担当科目 開講期 開講年度 内容
    英語圏文学と文化特別研究Ⅰ 前期 2017年度
    英語圏文学・言語とジェンダー特別演習 前期 2017年度
    比較文学研究Ⅰ 前期 2017年度
    英語圏文学と歴史特別研究Ⅰ 後期 2017年度
    英語圏言語文化文献講読Ⅱ 後期 2017年度

    活用可能な分野(社会への貢献等)

    民族的対立における個人レベルでの内的諸相の解明や、民族的差異を対立や敵対としてではなく異種混交の創造的ソースと捉える観点の提供など。一般参加を含むアメリカ文学の読書会の開催など。

    研究者としてのニーズ

    民族表象に関するさまざまな事例。メディアや商品展開などにおける具体的な民族表象の例や、民族性にかかわる資料。

    関連領域

    • 文化・歴史
    • 外国語教育
    • 国際交流
     

    キーワード

    文学 創作 アメリカ 民族 エスニシティ 先住民

    高校等への出前講義テーマ

    言葉や作品が「力」をもつしくみ。
    (例1:「行間を読みなさい」といわれるけれど、行間には何も書かれていない。どうして見えないものが読めるのか? 例2:物語の作り方:誰にでも物語は作れるが、どのようにして作っているのか?)
    アメリカと小説文化
    (例:多様な民族が集まっている米国社会で創作を発表することはどのような意味を持っているのか?)

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