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研究者詳細情報
国際文理学部 スポーツ健康科学
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長野 真弓
教授

長野 真弓

ナガノ マユミ

略歴

1988年 福岡大学 体育学部 体育学科 卒業
1991年 東京大学大学院 教育学研究科 体育学・スポーツ科学専修 修了
1991年 福岡大学 体育学部 助手
1993年 福岡大学 医学部第二内科 研究生
2005年 九州大学大学院 人間環境学府 博士後期課程 行動システム専攻 修了
2006年 九州大学ユーザーサイエンス機構 客員准教授
2010年 京都文教大学 臨床心理学部 臨床心理学科 准教授
2016年 福岡女子大学 国際文理学部 共通教育機構 教授

取得学位

1991年 教育学修士, 東京大学
2005年 博士(人間環境学), 九州大学

研究テーマ

全てのライフステージにおける心身の健康と体力・身体活動との関連についての疫学的検討

研究概要

 中・高年(生活習慣病患者を含む)および児童・生徒を対象に,良好な水準の体力・身体活動量(もしくは低体力・身体不活動)が心身の健康問題にもたらす影響を,生活習慣,社会経済的状況および心理社会的因子も考慮しながら,疫学的手法を用いて検討している.
 これまでの糖尿病患者を対象とした研究では,良好な体力・心理的特性が病態(メタボリックシンドローム)の抑制に関わることを横断研究及び介入研究によって明らかにした。地域在住高齢者においても,良好な体力・客観的に評価した身体活動量とうつ症状との関連を、社会経済的状況や他の生活習慣も考慮しながら、縦断的に検討している.
 現在,若年世代におけるメンタルヘルス問題ならびに欠席日数に体力・身体活動量および生活習慣がもたらす影響を検討する縦断調査を実施中である.さらに,気力・体力・学力の向上に貢献するエビデンスを創出するため,ネガティブなメンタルヘルス問題のみならず,意欲やストレス対処能力といったポジティブな心理的特性にも着目し,それらと体力・身体活動量ならびに学力との関連についても検討中である.

主要研究業績等

  • 長野真弓, 森山善彦, 畑山知子, 野藤悠, 西内久人, 熊谷秋三(2016) 地域在住高齢者における縦断的調査への不参加および途中脱落に関連する心身機能と背景因子の探索. 体力科学, 65(3), 315-326 【2016年度日本体力医学会学会賞受賞論文】
  • 長野真弓(2016) 身体活動の規定要因 身体活動・座位行動の科学, 編集: 熊谷修三/田中茂穂/藤井宣晴, pp 29-35, 杏林書院
  • 長野真弓, 足立稔, 栫ちか子, 熊谷秋三(2015) 児童の体力ならびにスクリーンタイムと心理的ストレス反応との関連性―地方都市郊外の公立および都市部私立小学校における検討―. 体力科学, 64(1): 195-206
  • 長野真弓, 足立稔, 佐藤安子(2015) 中学生の体力・スポーツ活動と精神的回復力との関連性の検討―中学生版精神的回復力尺度の開発とその応用―」 2014年笹川スポーツ助成成果報告書, pp.178-186
  • 長野真弓(2015) 地域在住高齢者の体力・身体活動量および運動習慣とうつ症状に関する縦断研究:太宰府研究 平成22〜26年度日本学術振興会科学研究費補助金(基盤研究A)「多点観察による身体活動・運動量、体力と健康事象に関する運動疫学研究」成果報告書, pp.49-54
  • 長野真弓, 足立稔(2015) 児童の多日数欠席に関わる生活習慣,身体活動特性および心理的特性の検討. 発育発達研究, 69: 14-24【編集委員推薦論文】
  • 長野真弓(2015) 高齢者を対象とした縦断研究への参加者と不参加者における身体・心理・社会的特性比較 平成22〜26年度日本学術振興会科学研究費補助金(基盤研究A)「多点観察による身体活動・運動量, 体力と健康事象に関する運動疫学研究」成果報告書, pp.66-73
  • 栫ちか子, 長野真弓, 松崎守利(2014) ダンスの「発表」が気分・感情に及ぼす影響 ―体育専攻学生を対象とした検討―. スポーツパフォーマンス研究, 6: 143-160
  • 長野真弓, 栫ちか子, 畑山知子, 大貫宏一郎(2013) 健常者における不定愁訴数に関連する因子の探索-生化学的指標、生活習慣および心理社会的因子を含めた予備的検討-. 日本未病システム学会雑誌, 19(2):15-22.
  • 熊谷秋三, 一宮厚, 野藤悠, 森山善彦, 長野真弓(2012) 高齢者の身体活動量の実態とうつ・認知機能との関連性 第27回一般研究奨励助成事業報告書, 42-50
  • 長野真弓, 足立稔, 大植康司, 立石あつ子, 塩見優子, 熊谷秋三(2012) 地方都市郊外の公立小学校児童における体力とメンタルヘルスに関する調査報告. 心理社会的支援研究, 2: 67-79
  • 畑山知子, 松尾恵理, 村上清英, 長野真弓, 森山善彦, 熊谷秋三(2012) 地域在住高齢者のQOL:太宰府研究. 健康科学, 34: 43-53
  • 長野真弓(2012) 新規糖尿病患者による運動介入研究. 厚生労働科学研究費補助金 循環器疾患・糖尿病等生活習慣病対策総合研究事業「大規模コホートを用いた生活習慣病の一次予防のための運動量策定に関する運動疫学研究」平成21~23年度 総合研究報告書. pp11-14
  • Nagano M, Sasaki H and Kumagai S(2010) Association of cardiorespiratory fitness with elevated hepatic enzyme and liver fat in Japanese patients with impaired glucose tolerance and type 2 diabetes mellitus. J. Sports Sci. Med., 9: 405-410
  • 林ちか子, 畑山知子, 長野真弓, 大貫宏一郎(2010) 母親の首尾一貫感覚(Sense of Coherence; SOC)と不定愁訴との関連. ストレス科学研究, 25: 23-29
  • 長野真弓, 佐々木悠, 熊谷秋三(2005) 耐糖能障害症例における動脈硬化危険因子の軽減のための内臓脂肪面積目標値. 日本臨床, 63 (増刊号2), 417-420
  • 長野真弓, 佐々木悠, 高柳茂美, 岸本裕代, 熊谷秋三(2005) 耐糖能異常者における精神健康度とメタボリックシンドロームとの関連性についての介入研究. 糖尿病, 48: 501-151
  • Kumagai S, Kai Y, Nagano M, Zou B, Kishimoto H and Sasaki H(2005) Relative contributions of cardiorespiratory fitness and visceral fat to metabolic syndrome in patients with diabetes mellitus. Metabolic Syndrome and Related Disorders, 3: 252-259
  • 長野真弓, 熊谷秋三(2004) Metabolic syndrome(代謝性症候群)と身体活動・体力及び心理的特性との関連性. 健康科学, 26: 9-20
  • Nagano M, Kai Y, Zou B, Hatayama T., Suwa M., Sasaki H. and Kumagai S.(2004) The contribution of cardiorespiratory fitness and visceral fat to the risk factors in the Japanese patients with impaired glucose tolerance and type 2 diabetes mellitus. Metabolism, 53: 644-649
  • 長野真弓, 甲斐裕子, 畑山知子, 鄒歩浩, 佐々木悠, 熊谷秋三(2003) 耐糖能異常者の代謝特性における内臓脂肪および全身持久力の関連性. 運動疫学研究, 5: 50-57
  • 熊谷秋三, 長野真弓, 畑山知子(2002) 身体活動と心理的健康・メンタルヘルスとの関連性に関する疫学. 健康科学, 25: 11-25
  • 熊谷秋三, 長野真弓(2002) 4. 身体活動と脂質代謝-運動疫学およびmetabolic fitnessとの観点から-. 臨床スポーツ医学, 19:163-170
  • 長野真弓(1995) 女性のライフステージからみた身体運動と健康. 2章(4)月経周期と運動, 宮下充正監修. 杏林書院, p104-112(全232頁)
  • Sasaki J, Nagano M, Hayashi T, Matsunaga A, Tanaka H, Kiyonaga A, Tsutsumi S and Arakawa K(1995) The non-pharmacological management of the lifestyle of hypertensive patients. Acta Therapeutica, 21: 28-46
  • 長野真弓(1993) 特集「エクササイズと酸素」,有酸素性運動後の余剰酸素消費量. 体育の科学, 43:361-363
  • 長野真弓, 田中宏暁, 青山正子, 進藤宗洋(1993) エアロビック・ダンスの運動強度に関する基礎的研究-様々な基本的動作の運動強度-. 体育の科学, 43: 69-73,1993.
  • 長野真弓, 白山正人, 平野裕一, 宮下充正(1992) 運動後安静時代謝の測定法の検討. 福岡大学体育学研究, 22: 31-39
  • 長野真弓, 白山正人, 平野裕一, 宮下充正(1992) 換気性閾値強度の運動が運動後過剰酸素消費量の量・持続時間に及ぼす影響. 体力科学, 41: 436-446
  • 進藤宗洋, 長野真弓, 田中宏暁, 山手智子, 青山正子, 河野純子(1991) エアロビック・ダンスの運動強度に関する基礎的研究. 平成3年度(財)日本健康開発財団 研究助成報告書, p1-10
  • 長野真弓(1991) スポーツ交流. 国際教育事典. 監修:松崎巌, 編集代表:西村俊一, (株)アルク, p406(全800頁)
  • 田中宏暁, 長野真弓, 讃井智子, 山内美代子, 田中守, 進藤宗洋, 石井高子: マッサージが脂質代謝に及ぼす影響.(1990) マッサージが脂質代謝に及ぼす影響 日本肥満学会記録, p163-164

関連専門分野

体力科学, 公衆衛生学, 運動生理学, 社会科学

所属学会

日本体育学会, 日本発育発達学会,日本体力医学会(評議員),日本肥満学会(評議員),日本運動疫学会,日本健康支援学会(監事・評議員),日本健康心理学会,日本公衆衛生学会,日本学校保健学会

外部資金の獲得状況

平成28年度 笹川スポーツ研究助成 研究テーマ:③子ども・青少年スポーツの振興に関する研究(研究区分:一般研究)「中学生における体力・スポーツ活動と精神的回復力との関連性についての縦断的研究」代表研究者.

平成28-30年度 科学研究費補助金(基盤C)「児童・生徒の心身の不調および多日数欠席の抑制に関わる体力・身体活動量の縦断的検討」研究代表者.

平成27-29年度 科学研究費補助金(基盤B)「全国大規模調査による思春期前期小児の身体活動とメンタルヘルスの検討」研究分担者.

平成26年度 笹川スポーツ研究助成 研究テーマ:③子ども・青少年スポーツの振興に関する研究(研究区分:一般研究)「中学生の体力・スポーツ活動と精神的回復力との関連性の検討 ―中学生版精神的回復力尺度の開発とその応用―」代表研究者.

平成25-27年度 日本体力医学会プロジェクト研究「児童期から生徒期における身体活動とメンタルヘルスとの関連性の検討(子どもの生活習慣と健康づくりに関する研究)」共同研究者.

平成23-25年度 科学研究費補助金(基盤C)「児童における体力ならびに定量化された身体活動量と心理的因子との関連性」代表研究者.

平成22-23年度 財団法人総合健康推進財団第27回一般研究奨励助成事業「高齢者の身体活動量の実態とうつ・認知機能との関連性」共同研究者.

平成22-26年度 科学研究費補助金(基盤A)「多点観察による身体活動・運動量、体力と健康事象に関する運動疫学研究」研究分担者.

平成21-22年度(財)日本生命財団 高齢社会実践的研究助成 ③認知症高齢者に関する予防からケアまでを探求する実践的研究「運動・社会疫学の成果に基づく認知症予防プログラムの実践と評価」研究代表者.

平成21年度 (財)明治安田こころの健康財団研究助成 社会学・社会福祉学的研究「地域高齢者における認知機能低下・うつ・閉じこもりの予測因子の検討」研究代表者.

平成21-23年度 厚生労働省科学研究費補助金 循環器疾患等生活習慣病対策総合研究事業「大規模コホートを用いた生活習慣病の一次予防のための運動量策定に関する運動疫学研究」(課題番号H21-循環器等(生習)一般-008)研究分担者.

平成20年度 (財)明治安田生命厚生事業団第25回健康医科学研究助成「地域在住高齢者の体力と精神健康度との関連性」, 共同研究者.

平成20-21年度 科学研究費補助金(萌芽研究)「脳由来神経栄養因子の運動生理学的意義に関する研究」研究分担者.

平成20-22年度 科学研究費補助金(基盤研究C)「精神機能と生活習慣行動特性およびメタボリックシンドローム出現との関連性の検討」研究代表者.

平成18年度 (財)中冨健康科学振興財団研究助成金「持久的運動における血清の脳由来神経栄養因子(BDNF)の応答」 共同研究者.

平成18-19年度 科学研究費補助金(基盤研究C)「運動刺激・体力と精神機能との関連性についての基礎的研究」研究代表者.
  • 受賞歴

  • 担当講義科目

    学部

    担当科目 開講期 開講年度 内容
    健康スポーツ実習Ⅰ 前期 2017年度
    健康スポーツ実習Ⅱ 後期 2017年度

    活用可能な分野(社会への貢献等)

    上記の調査研究によって得られた成果を客観的データとして地域および学校にフィードバックし,身体活動を介した心身の健康増進,疾病予防,子どもの学力やメンタルヘルスの向上を目指す取り組みに役立てている.

    研究者としてのニーズ

    国や県の健康づくり・教育施策に貢献できる大規模な調査フィールド(地域自治体および学校等)に関する情報

    関連領域

    • 社会システム
    • 環境科学
    • 食健康
    • 医療
    • 産学官連携
     

    キーワード

    体力,身体活動量,メンタルヘルス,

    高校等への出前講義テーマ

    運動にまつわるウソ・ホント
    運動およびスポーツのこころとからだへの効果とは?

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