本の紹介


 ギラギラと陽射しが照りつけ、屋外は灼熱地獄。連日のように猛暑が続きます。その一方で、海の中を優雅に泳ぎまわる魚たちはきらきら輝き、とても涼しげに見えます。夏は海が恋しくなります。
 今回はそんな海の奥底、太陽の光の届かない“深海”に関する図書3冊を紹介します。静寂に包まれた穏やかでさわやかな時間を感じることができるはずです。
 
 ビバマンボ, 北村雄一著『動く!深海生物図
 科学の進歩により、人類は地上だけではなく、宇宙や深海へも歩みを進めることが可能となってきました。近年の有人潜水調査船の能力向上によって出会うことのできた深海生物たちを、本書では多数紹介しています。数千メートルに及ぶ海溝はまさに神秘の場所であり、深海生物たちの姿も生態も驚かされるものばかりです。本書では図解イラストと豊富な解説で、深海生物をわかりやすく紹介しています。

早川いくを著『へんないきもの』
 世界には私たちが目にしたことのない不思議な生き物がたくさん存在します。本書では、その題名の通り、世界のさまざまな地域に生息する“へんないきもの”を66種紹介しています。著者のユーモアを織り込んだ文章と、インパクトのあるイラストで不思議な世界に引き込まれてしまいます。中でも深海には「深海8000mという、世界のどん底で生きるナマコ」(p46)のセンジュナマコや、「異様なまでに伸びた腹びれと尾びれで、三脚のように海底にじっと立つ」(p62)ナガヅエエソなど、度肝を抜かれる生物が満載です。
北里洋著『日本の海はなぜ豊かなのか』
 島国である日本は古くから、海の恩恵をうけて暮らしてきました。私たちの生活において魚や貝は欠かせない食材でもあります。「全海洋の0.9%に、13.5%※の生物が出現する日本周辺の海は、世界で最も海洋生物相が豊かであるといっても間違いではない」(p.9)とあるように、驚くことに日本周辺の海は世界の中でもとりわけ多様な生物で満ちています。なぜ日本周辺の海にはそんなにも多くの種が暮らしているのか。その理由を海底の環境や日本列島の歴史等の視点から紐解いてゆく一冊です。※全海球から知られている海洋生物のうち、13.5%

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