本の紹介
本の紹介

長かった夏休みが終わり日々の暑さもやわらいできました。過ごしやすい気候になり秋の訪れを実感します。
秋は「食欲の秋」「運動の秋」「芸術の秋」「読書の秋」などと言われ、新しいことに挑戦してみようかという気になります。しかし何かを始めようと思っても、何を始めればいいかと悩む人もいるのではないでしょうか。
今回は新しい分野に挑戦するきっかけに、気軽に読めるような本を紹介します。

「フラゴナール」「ポンパドゥール」「ヴェール・ドゥ・フッカー」これらが何を指すかわかりますか?すべて本書で紹介されている、画家や貴族、学者などの人物に由来する色の名前です。他にも動植物や飲食物、土地、建物、職業などに由来する色の名前が、それにまつわる美しい写真とともに並んでいます。また、季節ごとの配色例も紹介されています。
解説を読んで知識を深めるもよし、ぱらぱらめくって写真と色を楽しむもよし。専門的な知識がなくても十分楽しめる一冊です。それぞれの楽しみ方で、フランスの歴史と文化の一端に触れてみてください。

朝の公園、体育の授業、職場の朝礼など、老若男女を問わずラジオ体操をする機会はあふれています。日本人でラジオ体操をしたことがないという人はほぼいないのではないでしょうか。
本書はそんなラジオ体操の誕生秘話や変遷について、綿密な調査と取材に基づいて書かれています。昭和という時代の中でさまざまな思惑に翻弄されながらも、多くの「ラジオ体操人」に支持されてきた、知られざる歴史がユーモアたっぷりの口調で語られています。
本書を読み終えたときにはラジオ体操の不思議な魅力にとりつかれ、自然と体が動き出しているかもしれません。

旅行につきもののお土産。駅や空港で地域限定のお菓子を見つけると、つい買ってしまいたくなりませんか。その土地ならではの味とパッケージは個性的な魅力にあふれています。
全国版ではお目にかかれない、意外な特産物とお菓子の組み合わせに、思わず目と舌を疑いたくなる商品も。誰もが知っている有名お菓子の誕生秘話や名前の由来、キャラクター情報など豆知識も盛りだくさんで、読み物としても楽しめます。
本書を読んで味を想像するだけでも楽しいですが、ぜひ旅行して実際の味を試してもらいたいと思います。
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