本の紹介
本の紹介 53号
Books Recommendation No.53
今回は、プラスチックが及ぼすゴミ問題を焦点に当てて書かれた図書を3冊紹介します!
私達の生活から切り離すことのできない“プラスチック”、その影響とは...!?
私達が日常で使用しているプラスチックの ほとんどは、生分解性ではありません。
プラスチックゴミの9割はリサイクルされず、毎年800万t以上のプラスチックが
ゴミとして海に流れ込んでいますが、毎年4億t以上のプラスチックも生産されています※)。
プラスチックゴミは、世界中で問題視されています。
※) 国連広報センターH.P
プラスチック汚染とは何か
枝廣淳子著
岩波書店, 2019.6
岩波ブックレット No.1003
過剰に生産・消費され、大量に捨てられるプラスチック。特に海洋プラスチック汚染は環境問題の
ひとつとなっています。この問題の全体像を提示し、取り組むべき課題を考えさせる1冊です。
プラスチックスープの海:北太平洋巨大ごみベルトは警告する
チャールズ・モア, カッサンドラ・フィリップス著 ; 海輪由香子訳
NHK出版, 2012.8
請求記号 519.4 /Mo39
レジ袋を詰まらせて死ぬ海鳥、プランクトンと間違えプラスチック粒子を食べる魚。
プラスチック普及の歴史から調査船での冒険談も交えて解説しています。
ゴミ (池上彰のニュースに登場する世界の環境問題 4)
監修 池上 彰;アンジェラ・ロイストン原著 ; 稲葉茂勝訳・文
さ・え・ら書房, 2010.4
請求記号 519/I33/4
豊かな国で出される大量のゴミ、プラスチック包装問題など、ゴミに関する多くの問題を
分りやすく取り上げています。ゴミの量を減らすためにできることとは何か、
いま一度考えてみてはいかがでしょうか。
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