企画展示案内
イギリス・ロマン派詩人バイロンとヨーロッパ George Gordon Byron, sixth Baron
「ある朝目覚めてみると有名になっていた」という有名な言葉は、イギリス・ロマン派詩人
ロード・バイロン(1788-1824)の言葉です。スーザン・ボイルがイギリスのオーディション番組
での美声で一躍世界的に有名になった直後、朝日新聞が『天声人語』(09/4/21)の冒頭で
この言葉を引用しています。明治末期から大正・昭和中期までの人々は誰も、この詩人の
名前と作品を知っていました。
バイロンはギリシア独立戦争支援の途中、36歳で客死しましたが、その短い生涯で2回、
ヨーロッパ旅行をしています。
この展示では、彼の全容を手短に辿ることができます。
バイロン生誕200年を記念して東京のブリティシュ・カウンシルにおいて公開されたものです。
(英文学科教授 田吹長彦)
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