本の紹介
本の紹介42号
おはぎには、季節によって名前があることをご存じですか?
春は牡丹餅(ぼたもち)、夏は夜船(やせん)、秋は御萩(おはぎ)、
冬は北窓(きたまど)と呼ぶそうです。名前もそうですが、和菓子には形そのものに
季節を感じ、四季を味わうことができます。
今回は和菓子の魅力に迫ってみたいと思います。
この3冊を手に取られたら、帰りに和菓子屋さんへ寄ってみたくなるかもしれませんよ。
坂木司著【和菓子のアン】
光文社文庫 2012.10 請求記号 913.6/12学
デパ地下の和菓子屋さんでアルバイトすることになった杏子(通称アンちゃん)は、
プロフェッショナルなのに個性的すぎる店長やイケメンなのにオネエっぽい同僚に影響されて、
歴史と遊び心に満ちた和菓子の奥深さに目覚めていきます。そして謎めいたお客さんの
登場による、ちょっとした謎解きの要素も織り交ぜながら、和菓子のうんちくも楽しめる、
美味しさ満載のお仕事ミステリーです。
猪本典子著【イノモト和菓子帖】
リトルモア 2005.6 請求記号 596.65/11学
四季折々の和菓子を素敵な器と背景とで組み合わせてある和菓子の写真集です。
ながめているだけで、うっとりしてしまう和菓子の繊細さが伝わります。
仲實著【プロのためのわかりやすい和菓子】
柴田書店 2006.7 請求記号 596.6/N31
この本のレシピ通りに作れば、自宅で売り物のような和菓子が作れます。
和菓子を食べるだけでなく、作ってみたい方にはおすすめの一冊です。
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