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- 2025.05.14

- おむつリサイクルの革新的プロセス実用化を目指した福岡女子大学とトータルケア・システム株式会社との産学連携協定の締結について

紙おむつは子育てや介護において必需品となっており、その使用量は今後も増大することが見込まれています。国内の使用済紙おむつのほとんどは焼却処理されていますが、高温での焼却の妨げとなること、焼却炉を傷める原因となることから、焼却によらない処理方法が求められています。
トータルケア・システム株式会社は、全国に先駆けて福岡県大牟田市に紙おむつのリサイクル工場を設置し、 2005年から今日に至るまで、病院や介護施設、保育所、一般家庭から排出された紙おむつを回収し、再資源化を実施しています。紙おむつから回収されたパルプは、建築資材などに有効利用されています。
この度、本学とトータルケア・システム株式会社は、「紙おむつリサイクルの革新的プロセスの実用化」を協同して推進するため、産学連携協定を締結することとなりました。従来、紙おむつに含まれる成分の分離には化学薬品を用いる必要がありましたが、協同で研究開発する新規プロセスでは、化学薬品を用いずに分離を可能とするものです。これにより、大幅な環境負荷低減や低コスト化が期待されます。
本学では、グリーン人材の育成を目指し、2027年4月に環境理工学科(仮称)を新たに設置する予定です(設置計画は予定であり、変更することがあります)。トータルケア・システム株式会社からの講師派遣やインターンシップなどを通じて、地域の環境課題に取り組む人材の育成も効果的に推進できることが期待されます。
下記の要領で産学連携協定締結式を実施しますので、ぜひ取材いただけますようお願いいたします。
記
1.日時 2025年5月19日(月)13時30分から
2.場所 福岡女子大学 本部棟 2階 大会議室(福岡市東区香住ヶ丘1-1-1)
3.出席者 公立大学法人福岡女子大学 理事長・学長 向井 剛
トータルケア・システム株式会社 代表取締役 長 武志 ほか
※ 対面形式での開催に加えてZoomによるライブ配信を予定しています。
(ご希望に応じて調印式の写真データ等を提供します)
【ライブ配信はこちら】
<本件に関するお問い合わせ>
公立大学法人福岡女子大学 国際文理学部 環境科学科 (担当:吉村利夫)
TEL:092-692-3160
MAIL:yoshimura★fwu.ac.jp
(メールを送る際は、「★」を「@」に変えてください)
プレスリリース(PDF, 1019KB)