
この夏に、国内外あわせて2カ国4拠点に派遣された5名の学生による成果報告会が行われました。
報告会には約100名ほどの方がお越し下さり大盛況となりました。
今年度学生を受け入れて下さった企業の方をはじめ、来年度の受け入れを検討してくださっている方、本学の教員、生徒と多くの方に足を運んでいただきました。
EYHプログラムの担当教授による挨拶から始まり、学生によるプログラムの概要説明、そして成果報告をパネルディスカッション形式で行いました。報告会の流れとしては、
・派遣先の企業や団体についての説明
・派遣先での業務内容
・現地での生活・活動スケジュール
・インターンシップ中で大変だったことや困ったこと、またそこから新たに得た学びや気づき
・インターンシップを通じて今後に生かしたいこと
を5名それぞれが話しました。

1ヶ月から2ヶ月の長期インターンシップを国内外で行ったので、企業やその地域になれることから始まり、業務内容を身につけ何か成果を生み出し、指摘を頂き、修正し、という流れ全てが経験できるというのは長期だからこその醍醐味だと5名共通して感じていたようです。
また長期だからこそ、やはり楽しいことばかりではなくプロジェクトや仕事を進める中で大変な事や困難な事があったと皆話していました。しかしそれを大きな学びや気づきに変える事が出来て、普段の大学の座学では学ぶことのできない「考えて行動に移す」という貴重な経験をしてきたと生き生きと話していました。

目の前に当たり前に提供されるサービスや製品を作り上げる裏側を知ることで、「当たり前の品質」を「当たり前」に提供することの凄さを実感した学生。
作業を黙々とする中で自分の特性を見つめ直すことができ、客観的に自分の得意・不得意を知った上に、働きながら子育てをする女性と共に過ごすことで、女性のライフスタイルについて考え直した学生。
「分からないことを聞く」ことに対して躊躇したけれども、聞くことの重要性に気づき自分から案を出しながら仕事の方向性を定めていくことの大切さに気づいた。また、結果や人の目を気にしすぎず積極的に行動に移すことの大切さを学んだ学生。
過疎化する地域の現状を目の当たりにして、社会問題をより現実的なものだと考えるように変化しながら、真の町おこしとは、外部が「こうすればいいのではないか」と提案したり改善するのではなく、そこに住む住民の意識改革に手を添えることなのではないかと気づき行動した学生。
ゴールに向かって、順序立てて物事を進め、予測不可能な事態にも臨機応変に対応することを学んで、スケジュールの組み方や作業の進め方に試行錯誤しながら成果を生みだした学生。
所や働き方が変われば、経験してきたことも学んできたことも多種多様でした。
インターンシップに参加して学んだことを自分自身でしっかりと噛み締めながら、今度は学んできたことを他の学生にいかに伝えていくか、また来年度参加する学生をいかにサポートしていくかなどと学びは続きます。