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11月17日 第6回 アートマネジメント講座「10月特別公開講座の報告/受講生企画の話し合い」

2018年11月28日活動報告

11月17日土曜日、第6回アートマネジメント講座。この日はまず、10月27日、28日に開催した特別公開講座「感性がひらかれるとき」についての実施報告、振り返りを行いました。


 
事務局がコーディネートした10月の特別公開講座については、参加者から「視覚障がい者が参加できるイベントは少ないのでうれしかった」「触れることでいつもは気づかないことを感じ取れた」という満足度の高い声を聞かせてもらった一方、サポート体制や参加者同士の共有の時間の確保などの反省点もありました。


 
これから障がいの有無に関わらず文化芸術の楽しみをわかち合う場をつくる受講生に、この経験で感じたことを活かしてもらえるように、今回の企画から得られた学び、障がいのある方々のサポートをする上での気づきを伝えました。
自分たちの目的を忘れずに参加者に安全に楽しんでもらえるように、企画を実施する上で大切なことを、実感のこもった言葉で伝えられたのではないかと思います。
 
 
その後、受講生による企画実施に向けてのグループ内での話し合いを行いました。
障がいの有無の垣根を越えたコミュニケーションを楽しむことを目的として、音楽、ダンス、美術を融合したアートイベントを実施する、通称「アフリカグループ」。
公立文化施設の課題の一つとして注目される障がい者のシアターアクセシビリティーを高めることを目的とした人気落語企画の鑑賞サポートを行う、通称「寄席グループ」。
どちらのグループも真剣に意見を交換し合っていました。


 
10月7日の第5回アートマネジメント講座で実施企画とグループの発表をしてから、各グループはメールやSNSでやり取りをし、メンバーを代表した数名で講師アーティストや演者への依頼、福祉施設や市民活動団体へのヒアリング、会場視察などを行ってきました。
今回の講座は、具体的になり始めた実施までに決めるべきことをみんなで話し合う貴重な機会です。



その場に居なかった仲間にも情報を共有し、様々な立場から意見を出し合う、この講座で積み重ねてきた時間がいよいよ活きていました。
本来の目的を忘れていないか、目的が変わってきたとしても納得できるものであるか、どこまでを対象とするか、自分たちはどこまでをできるのか。
誰かが見失いそうなこと、見落としそうなことには誰かが気づき、丁寧に議論を重ねていました。




 
最後にはグループごとに全体に向けて進捗を報告し、それぞれ別のグループに、同じ課題に向き合っているからこそ出てくる踏み込んだ質問をし合いました。
 
どちらのグループも企画の実施日は2月と決まりました。
交渉やリサーチ、広報、諸々の準備、やるべきことがたくさん待っていますが、受講生の積極的に携わろうとする姿に、学びの多い時間になるだろうことを確信しました。
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