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フェーズ③-5 報告会「成果報告会」レポート2月19日(日)

2017年02月20日活動報告


年末年始を挟み、2ヶ月に渡って3つの受講生
企画が無事に終了しました。

今日は、今年度のアートマネジメント人材育成
プログラム最後の講座となる、成果報告会です。

二部構成の前半は3グループが実践した企画の
報告を行うプレゼンテーションと質疑応答。
後半は本日の講師である、ニッセイ基礎研究所
芸術文化プロジェクト室、大澤寅雄さんによる
文化事業の評価についてのレクチャーです。
 
講座自体は13時からのスタートでしたが、
大学には午前中から受講生が集まり、最後の
プレゼン練習を行っていました。



プレゼンに使用するデータ内容、話すスピード、
そして発表者の雰囲気等…確認することは多く
ありますが、9月の授業で古賀事業マネージャー
より学んだプレゼンに大切な要素を思い出し
ながら準備に励んでいたようです。



講座が始まり、報告会へ向けてのお話の後、
まずはグループごとにプレゼンのリハーサルを
行いました。


実際の会場で、本番と同じ機材を
使うと、やはり準備だけでは分からなかった
不足点が見えてきます。



各チーム、本番に向けた
最後の確認となったようです。

リハーサルを終え、14時から成果報告会が始まり
ました。一般申込みをしてくださった参加者の
ほか、学内関係者、企画に講師やファシリテーター
として関わってくださった方にもご参加いただき
ました。



森田事業責任者による挨拶の後、トップ
バッターは「視覚を超える。」の企画グループから。

様子が伝わる写真と雰囲気のあるBGMを使って、
当日の流れを説明し、「目が見える・見えないと
いう互いの世界を活かしあって、一緒にアートを
シェアできたこと」を成果として報告しました。

次は、「アートかきぞめ」の報告です。


伝わりやすいプレゼンデータを元に、グループの
受講生が合いの手を入れながら、最後にはワーク
ショップを通して完成した大きなかきぞめ作品を
披露。

企画で目指していたものと同じく、終始和やかな
雰囲気が印象的でした。

3つめは、「未来へのおくりもの いこうよ*
びじゅつかん」。



ダンスワークショップならではの動きのある
雰囲気を伝えるために当日の映像を使用し、
アーティストとのやりとりを含めた企画の
流れを振り返っていきました。

「福岡女子大学美術館でしかできない、
サイトスペシフィックな企画の実施」が
実現したようです。
プレゼン後は質疑応答で、さまざまな立場
から意見や感想をいただきました。

3つの企画のプレゼンが全て終了し、最後に
梶山学長からプログラムの修了証が授与
されました。



第二部は、大澤さんによる「文化事業の評価に
ついて考える」レクチャー。


そもそも評価とはなにか?という問いから始まり、
ひとつの軸だけでは語りきれない、文化事業の
評価指標について紐解いていきます。


「ロジックモデル」という評価手法については、
前半に報告があった3つの企画に沿ってご説明
いただき、実感を持って理解を深めることの
できた受講生や、参加者のうなずきが多く見
られました。
 
レクチャー後は、「ロジックモデル」の手法を
使った3つの企画の評価を組み立てるワーク
ショップへ。


投入、活動、成果などの評価の階層に沿って、
「できたこと」と「できなかったこと
(長期的に継続すればできるようになること)」
を付箋に書き出し、グループごとに発表しました。

新たな事業評価の視点を持ったことで、プレゼン時
には気づかなかった成果や、企画の根幹部分を
再認識する機会になったようです。

 
プレゼンの中、受講生からしきりに「大変だった、
反省点がある」という言葉が出ましたが、必ず
最後に「ここまでやってきてよかった」という
感想につながっていたのが印象的でした。

この一年間、新しい学びの場では、きっと楽しい
ことばかりではなかったはず。

ただ、講座修了時の受講生達の晴れやかな表情を
見て、講座を通して学び、企画し、そして実践し、
評価したという一連の流れがきっと次につながって
いく、という大きな期待を感じました。

みなさん、本当にお疲れさまでした!


 
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