フェーズ③-5 報告会「成果報告会」レポート2月19日(日)
2017年02月20日活動報告
年末年始を挟み、2ヶ月に渡って3つの受講生
企画が無事に終了しました。
今日は、今年度のアートマネジメント人材育成
プログラム最後の講座となる、成果報告会です。
二部構成の前半は3グループが実践した企画の
報告を行うプレゼンテーションと質疑応答。
後半は本日の講師である、ニッセイ基礎研究所
芸術文化プロジェクト室、大澤寅雄さんによる
文化事業の評価についてのレクチャーです。
講座自体は13時からのスタートでしたが、
大学には午前中から受講生が集まり、最後の
プレゼン練習を行っていました。
![](/artprogram/h28/uploads/ck/admin/images/IMG_3024%20%28400x267%29.jpg)
プレゼンに使用するデータ内容、話すスピード、
そして発表者の雰囲気等…確認することは多く
ありますが、9月の授業で古賀事業マネージャー
より学んだプレゼンに大切な要素を思い出し
ながら準備に励んでいたようです。
![](/artprogram/h28/uploads/ck/admin/images/IMG_3116%20%28400x267%29.jpg)
講座が始まり、報告会へ向けてのお話の後、
まずはグループごとにプレゼンのリハーサルを
行いました。
![](/artprogram/h28/uploads/ck/admin/images/IMG_3056%20%28400x267%29.jpg)
実際の会場で、本番と同じ機材を
使うと、やはり準備だけでは分からなかった
不足点が見えてきます。
![](/artprogram/h28/uploads/ck/admin/images/IMG_3165%20%28400x267%29%281%29.jpg)
各チーム、本番に向けた
最後の確認となったようです。
リハーサルを終え、14時から成果報告会が始まり
ました。一般申込みをしてくださった参加者の
ほか、学内関係者、企画に講師やファシリテーター
として関わってくださった方にもご参加いただき
ました。
![](/artprogram/h28/uploads/ck/admin/images/IMG_3104%20%28400x267%29.jpg)
森田事業責任者による挨拶の後、トップ
バッターは「視覚を超える。」の企画グループから。
![](/artprogram/h28/uploads/ck/admin/images/IMG_3072%20%28400x267%29%281%29.jpg)
様子が伝わる写真と雰囲気のあるBGMを使って、
当日の流れを説明し、「目が見える・見えないと
いう互いの世界を活かしあって、一緒にアートを
シェアできたこと」を成果として報告しました。
次は、「アートかきぞめ」の報告です。
![](/artprogram/h28/uploads/ck/admin/images/IMG_3126%20%28400x267%29.jpg)
伝わりやすいプレゼンデータを元に、グループの
受講生が合いの手を入れながら、最後にはワーク
ショップを通して完成した大きなかきぞめ作品を
披露。
![](/artprogram/h28/uploads/ck/admin/images/IMG_3127%20%28400x267%29.jpg)
企画で目指していたものと同じく、終始和やかな
雰囲気が印象的でした。
3つめは、「未来へのおくりもの いこうよ*
びじゅつかん」。
![](/artprogram/h28/uploads/ck/admin/images/IMG_3153%20%28400x267%29%281%29.jpg)
ダンスワークショップならではの動きのある
雰囲気を伝えるために当日の映像を使用し、
アーティストとのやりとりを含めた企画の
流れを振り返っていきました。
「福岡女子大学美術館でしかできない、
サイトスペシフィックな企画の実施」が
実現したようです。
プレゼン後は質疑応答で、さまざまな立場
から意見や感想をいただきました。
3つの企画のプレゼンが全て終了し、最後に
梶山学長からプログラムの修了証が授与
されました。
![](/artprogram/h28/uploads/ck/admin/images/IMG_3214%20%28400x272%29.jpg)
第二部は、大澤さんによる「文化事業の評価に
ついて考える」レクチャー。
![](/artprogram/h28/uploads/ck/admin/images/IMG_3228%20%28400x267%29%281%29.jpg)
そもそも評価とはなにか?という問いから始まり、
ひとつの軸だけでは語りきれない、文化事業の
評価指標について紐解いていきます。
![](/artprogram/h28/uploads/ck/admin/images/IMG_3241%20%28400x267%29.jpg)
「ロジックモデル」という評価手法については、
前半に報告があった3つの企画に沿ってご説明
いただき、実感を持って理解を深めることの
できた受講生や、参加者のうなずきが多く見
られました。
レクチャー後は、「ロジックモデル」の手法を
使った3つの企画の評価を組み立てるワーク
ショップへ。
![](/artprogram/h28/uploads/ck/admin/images/IMG_3294%20%28400x267%29.jpg)
投入、活動、成果などの評価の階層に沿って、
「できたこと」と「できなかったこと
(長期的に継続すればできるようになること)」
を付箋に書き出し、グループごとに発表しました。
![](/artprogram/h28/uploads/ck/admin/images/IMG_3266%20%28400x267%29.jpg)
新たな事業評価の視点を持ったことで、プレゼン時
には気づかなかった成果や、企画の根幹部分を
再認識する機会になったようです。
![](/artprogram/h28/uploads/ck/admin/images/IMG_3279%20%28400x267%29.jpg)
プレゼンの中、受講生からしきりに「大変だった、
反省点がある」という言葉が出ましたが、必ず
最後に「ここまでやってきてよかった」という
感想につながっていたのが印象的でした。
![](/artprogram/h28/uploads/ck/admin/images/IMG_3327%20%28400x267%29.jpg)
この一年間、新しい学びの場では、きっと楽しい
ことばかりではなかったはず。
ただ、講座修了時の受講生達の晴れやかな表情を
見て、講座を通して学び、企画し、そして実践し、
評価したという一連の流れがきっと次につながって
いく、という大きな期待を感じました。
みなさん、本当にお疲れさまでした!
![](/artprogram/h28/uploads/ck/admin/images/IMG_3346%20%28400x267%29.jpg)