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生活環境材料学研究室

 3月の地震は本当に驚きましたが、幸いなことに、当研究室はほとんど被害はありませんでした。転倒防止など、万が一のための対策が功を奏しました。気持ちを引き締め、安全第一で研究を進めたいと思います。

1.研究メンバー

 助教授 吉村利夫 

   助 手 藤岡留美子     

 学部 4年生  河野由季、林真樹子、東山朋子、峰由紀、山本ゆかり

2.主要研究題目

 20世紀は大量生産、大量消費の時代だったといわれています。確かに便利で快適な生活が過ごせるようになりましたが、あちこちで行き詰まりが見え始めたのも事実です。21世紀は「環境との共生」、「循環型社会の形成」が重要なテーマであると捉え、身近な生活素材を通じて様々な環境問題に取り組みたいと思います。学生の皆さんには、そのような研究活動を通じ、環境に対する考え方、ものの見方を養ってほしいと思います。そういう観点は、卒業後どのような分野に進むにしても、とても大切である考えます。

   (1) 環境調和型生活材料に関する研究

   (2) 生分解性を有する高吸水性樹脂の研究

3.卒業論文題目

(2005年3月卒業分)

   (1) アルギン酸系高吸水性樹脂の合成と性質 −酸塩基相互作用による架橋−

   (2) デンプン系高吸水性樹脂の合成と性質 −ジメチルスルホキシド溶媒中での合成−


   (3) グアーガム系高吸水性樹脂の合成と性質

   (4) カラギーナン系高吸水性樹脂の特性評価

   (5) キチン系高吸水性樹脂の合成と性質 −側鎖置換基の検討−


   (6) アオサを原料とする生活関連資材の創製 −高吸水性樹脂と和紙−

4.担当授業科目と内容

   (1) 生活環境論 I (分担)(問題発見のためのスキル、石油について考える:1年生後期

  (2) 繊維材料学 I (代表的な繊維素材を学ぶ:2年生後期)

    (3) 繊維材料学 II (繊維の集合体である、糸、布について学ぶ:3年生前期)

    (4) 繊維材料学実験 (繊維、糸、布に触れ、繊維材料学の内容を体験的に理解する:3年生前期)

    (5) 生活材料学 I (身の回りの高分子材料を中心に生活関連材料の基礎を学ぶ:3年生前期)

    (6) 生活材料学 II (各種生活関連材料に焦点を当て、先端技術に触れる:3年生後期)

    (7) 生活材料学実験 (身近な生活関連材料を用い、生活材料学の内容を体験的に理解する:3年生後期)

    (8) 生活環境学演習 (専門文献の輪読:3年生後期、研究室単位で実施)

    (9) 総合講座「地球環境と人類の未来」(分担)(プラスチックについて考える:1、2年生前期) 

    (10) 生活材料化学特論(最先端の研究内容に触れる:大学院)

  (11) 生活材料化学特論(最新文献についての輪読:大学院)

5.所属学会

     高分子学会、繊維学会、日本化学会、セルロース学会、American Chemical Sciety

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