福岡女子大学

次代の女性リーダーを育成

豊かな知性と柔軟性で、
よりよい社会を創出してほしい。

福岡女子大学は、創立以来100年以上にわたり
「次代の女性リーダーを育成」という
基本理念を貫いてきました。
社会の構造が様変わりするなか、現代のリーダーに求められるのは、
コミュニケーション能力や発想力など、他者と協力しながら
臨機応変に対応できる柔軟性。
これらの素養は、本学が長年にわたって育成してきた能力そのものです。
加えて企業では、理工系分野の人材を必要としています。
こうした時代の要請を受け、2027(令和9)年4月、国際文理学部に
「環境理工学科」と「生活情報工学科」の新設を予定しています。
女子教育のパイオニアとして、これからもよりよい社会づくりに貢献できる人材を育てたい。
本学は、これからも挑戦を続けていきます。

環境理工学科

国際文理学部

環境理工学科

(仮称・設置構想中)

環境を科学的に学び、
地域と世界の課題に挑む。

日本では、いま、産学官が一体となって環境問題に取り組んでいます。
化石燃料からクリーンエネルギーへの転換を図るGX(グリーントランスフォーメーション)を進めるため、社会システムの変革を見据えた議論もスタート。環境関連ビジネスも活気づいています。こうした時流のなか、新設されるのが「環境理工学科」です。より高い専門性の育成を目的に、化学や生物学を中心としたカリキュラムを編成。地域から世界まで、幅広く活躍できる人材を育てていきます。

求める学生像
  • 自然環境に関するさまざまな課題の探求や解決に意欲的に取り組むことができる学生
  • 環境理工学科の専門分野を学習するために必要な生物学や化学等の基礎学力を有している学生
  • 主体性、協調性があり、国際社会で女性リーダーとして貢献する意欲を持った学生
  • 環境理工学科の専門分野に強い関心を持ち、基礎的な理解力、論理的思考力、表現力があり、かつ学習意欲の高い学生
養成する人物像

生態系・資源循環・エネルギーなどの環境に関する知識や調査・評価技術を修得し、自然科学的なアプローチによって、脱炭素化や環境保全をはじめとした現代社会のさまざまな環境に関する課題に取り組むことができる人材を育成します。

養成する人物像
学びのイメージ

福岡県が推進する「ワンヘルス」※という考え方を学び、自然科学の専門的な知見から、人と動物と環境とが共生する社会の実現に向けて考えます。併せて、環境保全を担うリーダーとしての素養を培い、GXをはじめ地域や世界の環境問題に貢献できる力の修得を目指します。

※人や動物の健康と環境を包括的に捉え、それらの分野横断的な課題に、関係者が連携して取り組む概念

目指す資格や免許
  • 中学校教諭一種免許状(理科)※ 
  • 高等学校教諭一種免許状(理科)※
  • バイオ技術者(中級・上級)
  • 危険物取扱者(甲種) など

※教職課程の認定申請を予定しています。ただし、文部科学省における審査の結果、予定している教職課程の開設時期等が変更となる可能性があります。

環境理工学科のカリキュラム
予想される進路
  • 関連する分野の大学院 
  • 中学校・高等学校の理科教員
  • 企業(環境部門・研究部門)
  • 公的機関(環境部門・研究部門)
  • 化学系・バイオ系研究者 
  • 環境コンサルタント
  • 企業でのSDGs推進担当 など
キーワードでみる
環境理工学科の学び
学びのキーワード

化学的知識・技能

再生可能エネルギー・環境評価

まず、物理化学、有機化学、無機化学、分析化学などの講義や実験をとおして化学分野の基礎知識・技能をしっかり身につけます。それらを基盤として、再生可能エネルギーや環境評価に向けた研究活動を推進します。おもな研究対象は、大気環境、水環境、環境調和型エネルギー、資源循環などであり、産官学連携によって地域の諸課題に取り組みます。

生物学的知識・技能

環境保全・生物多様性

まず、講義や実験をとおして、生物学(細胞生物学、生化学、分子生物学、生理学、生態学)の基礎知識と技能をしっかりと身につけます。それらを基盤として、環境保全や生物多様性に向けた研究活動を発展的に展開します。主な研究対象は、植物工学、生態系、集団遺伝、環境応答など多岐にわたり、最先端の研究から地域の課題まで、幅広く取り組みます。

環境理工学科

国際文理学部

生活情報工学科

(仮称・設置構想中)

幅広い工学の知識を持つ
次代のデジタル人材を育成。

社会の変化に伴い、急速にデジタル化が進んでいます。ここで問題となるのが、デジタル人材の不足です。本学でも、情報・通信分野に就職する学生は多く、地域社会から寄せられる期待も大きくなっています。そこで新たに「生活情報工学科」を開設します。生活者の視点から生活工学、情報工学、社会工学の基礎を修得させ、インターンシップや問題解決型のプログラムで実践力を育成。国内外の企業や自治体、大学とも連携しながら実社会で即戦力となる能力を養成します。

求める学生像
  • 生活者の視点から、社会課題の探求や解決に意欲的に取り組むことができる学生
  • 生活情報工学科の専門分野を学習するために必要な文理にまたがる基礎学力を有している学生
  • 主体性、協調性があり、国際社会で女性リーダーとして貢献する意欲を持った学生
  • 生活情報工学科の専門分野に強い関心を持ち、基礎的な理解力、論理的思考力、表現力があり、かつ学習意欲の高い学生
養成する人物像

生活者の視点から生活工学・情報工学・社会工学の知見に基づいて、さまざまな社会課題の解決に必要な関連知識や分析・評価技術を修得し、デジタル技術を活用したよりよい暮らしや持続可能な社会の実現に取り組むことができる人材を育成します。

養成する人物像
学びのイメージ

人間工学的デザインやエコライフ、建築・都市・交通計画、公共政策など生活工学や社会工学の基礎を学び、数理・データサイエンス・AI教育プログラムで情報スキルを修得。生活者の目線から考え、よりよい社会の仕組みづくりに貢献できる技術者を目指します。

目指す資格や免許
  • 基本情報技術者試験/応用情報技術者試験  統計検定  高等学校教諭一種免許状(情報)※  中学校・高等学校教諭一種免許状(家庭)※  二級建築士試験受験資格  インテリアプランナー/インテリアコーディネーター など

※教職課程の認定申請を予定しています。ただし、文部科学省における審査の結果、予定している教職課程の開設時期等が変更となる可能性があります。

環境理工学科のカリキュラム
予想される進路
  • 関連する分野の大学院 
  • 情報通信関連企業(システムエンジニア/セキュリティエンジニア/データサイエンティスト/Webエンジニア)
  • 高等学校の情報科教員、中学校・高等学校の家庭科教員
  • 公務員(行政職/技術職)
  • 住宅関連企業(ハウスメーカー/住宅設備メーカー)
  • 不動産ディベロッパー
  • プロダクトデザイン関連企業
  • その他、情報・データ活用を進めるさまざまな業種 など
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生活情報工学科の学び
学びのキーワード

デザイン

プログラミング

図形や色の基本を学び、見やすく使いやすいデザインを考えます。そして、プログラミングにより実際に動くプロトタイプを制作し、ユ-ザ-調査や実証実験を通じて、より良いものを作る力を育てます。アイデアを形にするイベント(ハッカソン)なども体験し、チ-ムで社会課題を解決するアプリを作って発表します。

IoT

住まいづくり

センサやスマ-トデバイスを住まいに組み込み、温湿度・照度・電力などのデ-タをリアルタイムで取得し、実習・演習にてそれらの可視化と自動制御方法を学びます。卒業研究として省エネと安心・健康を両立させるスマ-トハウスを設計するなどし、次世代の暮らしを支えるエンジニアリングに必要な知識と経験を習得します。

交通工学

デ-タサイエンス

バスや自転車、人流のプロ-ブデ-タ、道路交通センサス等のオ-プンデ-タを用いた交通現象・行動の解析や、機械学習等での交通需要予測・シミュレ-ションにより、最適な交通ネットワ-クや交通体系を検討する力を養います。さらに、プロジェクト演習を通じて都市交通政策の計画・評価を体験します。

学 費

学費

その他納入金

その他納入金

※本学では、初年次の1年間、「国際学友寮 なでしこ」での全寮制教育を実施します。そのため、別途寮費(月額15,000円〈寮室使用料、水道光熱費、活動費、雑持・更新費含む〉)が必要となります。入居時のみ、退去時清掃費用(実費)を納付していただきます。

※外国人留学生を除いた2025年度の実績額になります。実際の納入額は、入学年度の募集要項を確認してください。

奨学金

日本学生支援機構 給付奨学金

日本学生支援機構 貸与奨学金  ※詳しい内容は、日本学生支援機構のホームページでご確認ください。

地図・大学へのアクセス

天神方面
西鉄バス
天神中央郵便局前バス停【18Aのりば】(西鉄バス行先番号 :21A・23A・25A・26A)約15分 → 福岡女子大前バス停 下車 → 徒歩1分
地下鉄・
西鉄貝塚線
地下鉄天神駅(行先:貝塚行) → 貝塚駅乗り換え → 西鉄貝塚駅(行先:西鉄新宮駅)約9分 → 西鉄香椎駅 下車 → 徒歩12分/地下鉄天神駅(行先:貝塚行) → 貝塚駅乗り換え → 西鉄貝塚駅(行先:西鉄新宮駅)約12分 → 香椎花園前駅 下車 → 徒歩10分
車利用
国道3号線を北九州・古賀・香椎方面へ → 御島橋交差点を495号線の和白方面へ → 本学看板手前を左折 → 車両正門
博多方面
JR利用
JR博多駅(行先:JR鹿児島本線/小倉行・福間行・門司港行・海老津行)快速約10分/普通約12分 → JR香椎駅 下車 → 徒歩15分 ※特急(行先:小倉行・大分行)で停車するものもあります。
車利用
国道3号線を北九州・古賀・香椎方面へ → 御島橋交差点を495号線の和白方面へ → 本学看板手前を左折 → 車両正門
北九州方面
JR利用
JR小倉駅(行先:JR鹿児島本線/博多行・二日市行・久留米行・鳥栖行など)快速約55分 /区間快速約70分 → JR香椎駅 下車 → 徒歩15分 ※特急(行先:博多行)で停車するものもあります。
車利用
九州自動車道の福岡ICから都市高速道路に乗り貝塚JCTを香椎方面へ → 香椎ICで降りる → 本学看板手前を左折 → 車両正門

よくある質問

新しく設置される学科について教えてください。
2027年4月に、現在の「環境科学科」を改組し、新たに「環境理工学科(仮称)」「生活情報工学科(仮称)」の設置を計画しています。「国際教養学科」「食・健康学科」と合わせ、国際文理学部は4学科体制となります。
なぜ新学科を設置するのですか?
本学においても近年情報・通信分野の就職者が増加傾向にあることや、特に「環境科学科」においては高度人材に求められる専門性に応じたカリキュラムの整備や将来像の提示が求められており、そうしたニーズに対応するものです。
新学科ではどのような人材育成を目指しているのですか?
「環境理工学科」では化学・生物学を中心とした自然科学の基礎を鍛え、GXによる地域・国際的な環境問題に関わる人材を育成します。「生活情報工学科」では生活者の視点から、生活工学、情報工学、社会工学を基礎として、DXによる地域の社会課題に関わる人材を育成します。
新学科の特徴は?
本学が強みとする文理統合教育、インターンシップやPBL(問題解決型学習/プロジェクト型学習)等による実践演習を通じて、複雑な社会課題の解決に貢献できる力や、国内外の企業・大学・自治体との連携により、実社会で即戦力となる能力を身につけることができます。