国際化推進基金

理事長・学長のメッセージ

次代の女性リーダーの育成を目指して

公立大学法人福岡女子大学理事長兼学長梶山千里

福岡女子大学は、わが国最初の公立女子専門学校として、1923年(大正12年)に設立された「福岡県立女子専門学校」がその前身であり、今春で女専開講以来90年となります。この女専設立に際しては、福岡の女性たちが、女性に高等教育の場をと起ち上がり、世論を喚起し、県当局や議会を説き、設立資金の一部を自らの行動によって集めるなど大きな貢献を果たしました。本学は、この福岡の女性の情熱と地域の連帯によって誕生したといえます。その後、 1950年に四年制大学の福岡女子大学となり、学部・大学院組織を充実させながら2006年に「県立福岡女子大学」から「公立大学法人 福岡女子大学」と変遷してきました。

福岡女子大学は、これまでに1万人を超える優秀な卒業生を送り出しており、この間、女子高等教育の先駆者として一貫して女性リーダーの育成という使命を担い、社会の発展に大きく貢献してきましたが、今日の社会は、地球規模での交流・連携が進む一方、環境問題や食糧問題など世界が協働して取り組むべき多くの課題に直面しています。

このような中、福岡女子大学の伝統を未来に繋げるべく、グローバル化する現代社会の課題を解決することのできる力を持った女性リーダーを育成するため、2011年4月に、これまでの2学部5学科を1学部3学科に再編し、「国際」と「教養」を重視した「国際文理学部」を開設しました。

この新しい学部の大きな特色としてあげられるのは、国際性の涵養です。真の国際性とは、異なった国や民族の風俗習慣、宗教、歴史、政治、経済などを理解し、これらに対して自分の意見を述べ、その国の人たちと討論や議論ができることです。この真の国際性を身につけるためには、若い時代に多くの異文化と接触することが不可欠であり、多くの外国人学生との交流や、海外の大学での勉強等の機会を提供する必要があると考えます。

このため、本学では昨年9月に、派遣・受入留学生に対する奨学金など学生支援を主目的とする「福岡女子大学 国際化推進基金」を創設したところであり、この基金を活用して、国際的に活躍し、福岡と日本を力強く支える人材を育成していきます。

福岡女子大学は、今後とも社会の発展に貢献すべく、「次代の女性リーダーを育成」という建学の理念の実現に取り組んで参りますので、何卒、趣旨をご理解いただき、将来にわたってのご支援を賜りますよう、切にお願い申し上げます。

平成23年4月 吉日