活動報告・刊行物

女性が輝く“未来”へ 男女300人のトークセッションin福岡のご報告

[ 2014/09/16 ]

 標記のセッションは、外務省主催「女性が輝く社会に向けた国際シンポジウム:WAW!Tokyo2014」の地域版として福岡県で開催されたものです。日時・内容は以下の通りです。
 
◇9月14日(日) 13:30~16:45
◇基調講演:シーマ・サマルさん(アフガニスタン独立人権委員会委員長)
◇リレートーク
・イオン九州 事業部長 工藤 洋子さん 〈企業管理職〉
・国連ハビタット バンコク事務所 所長 佐藤 摩利子さん 〈国際貢献〉
・株式会社晴天 社長 白水 ルリ子さん 〈起業家〉
・NPO法人住みよいあさくらをめざす風おこしの会 理事長 中嶋 玲子さん〈地域活動〉
◇ワークショップ:すべての世代が共に語るワールド・カフェ
 
 シーマ・サマルさんからは、アフガニスタンの女性が置かれている課題、①女性の教育機会の保障、②差別・DVからの隔絶、③頻繁な妊娠による教育・経済活動からの排除、④収入を得る機会がない、⑤法的分野にアクセスできない等々が報告されました。
 リレートークは、4人がそれぞれ現在までのプロセスの中で、ターニング・ポイントは何だったかを話しました。NPOの中嶋さんは、無給の「農家の嫁」から2週間の農業海外研修(ニュージーランド)を契機として、発言する農業女性となり、町会議員・町長と地域のリーダーになっていきました。そのプロセスで、地域の男性も変わっていったということです。こうした女性たちの話を聞いたあとで、ワールド・カフェ形式で2020年までに「私たちは何ができるか」を話しあいました。
 基調講演はじめリレートークの内容など、とても充実したイベントでした。そしてなによりもこのイベントの学生企画委員6名中4名までが福岡女子大学の学生(女性研究者支援室の支援員に登録している学生です)でした。企画だけでなく、東京の会場にまで出向き、海外招聘者にインタビューしたりと大活躍です。4人のみなさん、お疲れさまでした。有意義な経験になったことと思います。
以上、女性研究者支援室からの報告でした。

  

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