大学院

人文社会科学研究科 博士後期課程 言語文化専攻

 博士前期課程で培った専門的知見と広い視野を活かしつつ、それぞれの知的興味を更に絞り込んで研究の深化を図り、地域社会をグローバルな視点で捉え、地域あるいは自国の特性を理解した上で国際社会を見つめることができる女性専門家を養成します。日本国内外の留学生や研究者たちの共同研究のコアとして、また、修了生や社会人が中断していた研究を再開するための情報の拠点としても、研究発表の場を提供することを見込んでいます。

アドミッション・ポリシー

 歴史や言語文化に対する強い研究意欲と優れた分析能力をもつ、自立した研究者を目指す学生を募る。社会において専門知識と実践的な分析能力を活かして、次代の女性リーダーとして国内外で文化を発信し広く活躍することができる学生、教育の実践現場での活躍や指導的立場からの社会貢献を志し、研鑽を積み能力を高めるよう努力することができる学生、生涯を通じて高いレベルで研究活動を実践できる能力の獲得を目指す学生を求める。


<入学者選抜の基本方針>
・一般選抜入試・社会人特別選抜入試・留学生特別選抜入試・福岡女子大学博士前期課程修了者特別選抜入試
 入学者の選抜は、筆記試験・面接のほか書類審査の結果等によって、専門領域に関する高度な知識・技能、創造的で豊かな思考力・判断力・表現力、主体的に研究を構築し推進する姿勢等について総合的に判断して行う。筆記試験では、研究を遂行する上で必要とされる語学能力及び表現力を評価する。面接では、当該分野の研究に対する熱意、希望する研究計画の妥当性、当該分野の研究に必要とされる学力や技能及びコミュニケーション・表現能力を評価する。

教育体制の特徴

 各学生の研究内容に基づいて主たる指導教員及び副指導教員を決定します。各学生は、指導教員との相談のもと隣接分野の教員のなかから1名を副指導教員とします。

 指導教員及び副指導教員の指導のもとで博士論文のテーマ等を含めた研究計画書の作成を行い、論文構想報告を通じて、3年以内に博士論文提出の権利が与えられます。
 指導教員は「言語文化特殊研究」を担当し、博士論文作成に向けて指導を行います。同時に「言語文化総合演習」を通じて、副指導教員に加えて他の関連分野担当教員の研究指導を受ける機会を提供します。
 このような教育体制を整えることにより、本専攻では、各学生が言語文化の多様な分野からアドバイスを受けることを通じて、領域横断的な視点を獲得することを目指します。