環境理学科 環境生理学学研究室
- 環境ストレスが生命を進化させ、生命が環境を作り変えた! -
|
【研究内容紹介】35~38億年前に原始地球の海で誕生した生命は、緑色植物型光合成系の発達により、砂漠や岩山を潤いのある緑の大地へ造りかえました。ところで、生物は長い進化の過程で、環境ストレス(温度変化や水不足のような物理的ストレス、重金属や残留農薬のような化学的ストレス、捕食や微生物感染のような生物的ストレス)に対応して、さまざまな生体防御機構や代謝系を発達させてきました。このように「環境」と「生命」は相互に影響し合っています。ところで、急激な温度上昇や、傷害あるいは微生物の感染を受けますと、細胞内の通常のタンパク質合成は急速に減少し、ストレスタンパク質(HSP)や生体防御に関するある種のタンパク質や酵素の合成が著しく増加します。このような環境ストレスに対応したある種のタンパク質や酵素の変動およびそれらを制御する遺伝子を調べますと、生体防御機構やエネルギー代謝系の進化の道筋が見えてきます。
|
【本年度の研究室】 若松 國光 (教授) 大坪 繭子 (助手) 大学院生 4名 4年生 4名
環境浄化に役立つ微生物の培養装置(温度・酸素濃度・pHを常時チェックし、調整する)。
|
詳しい研究内容(学科共通タイプ) 研究室紹介(オリジナルタイプ) 研究室一覧に戻る