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白川英樹先生 2000年ノーベル化学賞受賞記念講演会
「知るということ~セレンディピティーと待ち構えた知性~」を開催しました。
 平成27年11月6日(金)に、イムズホールにて、2000年にノーベル化学賞を受賞された白川英樹先生(筑波大学名誉教授)の講演会「知るということ~セレンディピティーと待ち構えた知性~」を開催しました。
 本講演会は、ノーベル賞受賞者の研究に関する輝かしい業績だけでなく、探究心と人間性を、若者(主に高校生と大学生)や社会人に語っていただき、若者の将来への情熱と人間力に結び付けてもらうことを目的として、本学と九州大学が、福岡市内6大学(西南学院大学、福岡大学、中村学園大学、福岡歯科大学、九州産業大学、福岡工業大学)と連携し、開催しているものです。
  【第1回】 平成24年2月23日(木)福岡国際ホール
       「ノーベル化学賞を受賞して」 講師:鈴木章先生(北海道大学名誉教授)  開催報告
 今回講師としてお招きした白川英樹先生は、東京工業大学大学院を修了後、同大学やペンシルベニア大学、筑波大学で研究者・教育者としての研鑽をつまれてきました。そして、2000年に筑波大学をご退官になった直後、「導電性ポリマーの発見と開発」により、ノーベル化学賞を受賞されました。また、同年文化勲章を受賞され、文化功労者にも選出されています。
 講演では、「セレンディピティーは、偶然や失敗がきっかけで、目的以上に素晴らしい発明や発見をする能力のこと。」と紹介された後、「当たり前と思っていることを疑ってみることが大切。セレンディピティーは、単なる知識を超えて、しっかり学び身につけた人に訪れるもの。何事にも積極的な行動で、多くのことを経験し、興味を抱くことを怠らないでほしい」とメッセージを送られました。
 また、講演後の質疑応答では多くの高校生から手が上がり、「研究で壁にぶつかった時はどうやって打開されますか」という質問には、「登山が気分転換になった。何かもうひとつ、熱中できることを持つといいのでは」とアドバイスをされました。
 本講演会には、高校生約250名を含む約400名の方にご参加いただき、会場は満員となりました。ご参加いただいた皆様、ご協力いただいた皆様に心より御礼申し上げます。