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平成23年度の活動リスト
1.公開講座・講演会実績一覧
事業名称 テーマ(実施日) 講座数 延べ
受講者数
土曜公開
講座
「外国人が見る日本の文化―国際化と異文化理解―」(5/14~2/11)
① 5月14日(土)「在独トルコ人
         -ドイツとトルコの間にゆれるアイデンティティ-」
                  S.ホルスト (福岡女子大学准教授)
② 6月11日(土)「異なる国や地域での対日感情と異文化理解
         -東南アジア、アフリカ、大洋州滞在の経験滞在の経験から-」
                  水元   芳(福岡女子大学准教授)
③ 7月 9日(土)「大学教育における「海外体験学習」の可能性
         -福岡女子大学の事例から-」
                  和栗  百恵(福岡女子大学准教授)
④ 8月13日(土)「日本文学のカノン形成と異文化摂取」
                  今井   明(福岡女子大学教授)
⑤ 9月10日(土)「漱石とカント―その世界市民的批評眼―」
                  望月  俊孝(福岡女子大学教授)
⑥10月 8日(土)「韓国における儒教思想と国際化」
                  馬   昌珍(福岡女子大学准教授)
⑦11月12日(土) 「文化で見る日本と中国」
                  張    艶(福岡女子大学准教授)
⑧12月10日(土)「音楽と政治―ナチ時代の音楽と政治をめぐる断章―」
                  吉田   信(福岡女子大学准教授)
⑨ 1月14日(土)「グローバル化と女性の移動」
                 宮崎  聖子(福岡女子大学准教授)
⑩ 2月11日(土)「国際化と異文化間コミュニケーション」
                 西田 ひろ子(福岡女子大学教授)
10 400
春季公開
講座
「脳と加齢― 認知症を考える―」(6/10~6/24)
①6月10日(金)「弱きもの、汝の名は神経細胞」
                 濱田   俊(福岡女子大学教授)
②6月10日(金)「加齢にともなう記憶の変化―忘れる記憶と忘れない記憶―」
                 山口  快生(福岡女子大学教授)
③6月17日(金)「生命科学から脳、認知症を考える」
                 小泉   修(福岡女子大学教授)
④6月17日(金)「お年寄りの心に寄り添って…」
                 山本 美由紀(バリデーション・ワーカー)
⑤6月24日(金)「らくらく介護のススメ」
                 坂口 久美子(薬剤師)
⑥6月24日(金)「脳科学からボケない長寿者を診る―ボケない生き方―」
                 山口  快生(福岡女子大学教授)
6 608
秋季公開
講座
「食べる・生きる・楽しむ―健康に生きる秘訣とは―」(10/5、10/12、10/19)
①10月 5日(水)「食品の安心と安全」
                 小林  弘司(福岡女子大学講師)
②10月 5日(水)「健康食品食品成分の働きと健康維持の考え方
          ー老化を予防するためにー」
                 石川  洋哉(福岡女子大学准教授)
③10月12日(水)「病院での栄養管理について」
                 中村   強(福岡女子大学教授)
④10月12日(水)「子どものすこやかな成長のために
          ―東ティモールを事例として―」
                 水元   芳(福岡女子大学准教授)
⑤10月19日(水)「農産物の安全・安心―あなたは有機栽培派?植物工場派?―」
                 新開  章司(福岡女子大学准教授)
⑥10月19日(水)「カミカミでシャッキリー噛むことと食べ物ー」
                 高橋  徹(福岡女子大学准教授)
6 232
自由企画
講座
「市民を対象にした文学講座―中島敦の全小説を読む―」(4/8~12/23)
                  石井  和夫(福岡女子大学教授)
15 467
「キーワードから理解するオランダ」(11/2、11/9、11/16)
                  吉田   信(福岡女子大学准教授)
3 69
「日独交流150周年記念特別講演会―日独交流を考える―」
   (11/1、11/18、11/25、12/2)
①11月11日(金)「日独文化交流の始め―日本からドイツへ―」
                 S.ホルスト (福岡女子大学准教授)
②11月18日(金)「今フンボルトの理念をどう受け継ぐのか」
                 森   邦昭(福岡女子大学教授)
③11月25日(金)「ブルーノ・タウトと桂離宮」
                 望月  俊孝(福岡女子大学教授)
④12月 2日 (金)「日独関係の将来」
                 S.ホルスト&学生・ドイツ人留学生数名
4 136
「名人の芸を味わう」(12/7)
                  吉田   信(福岡女子大学准教授)
1 33
かすみ祭特別講演会
(共催)
「環境問題について学ぶ」(11/5)
①「水道水は安全か?」
                 柳橋   泰生(福岡女子大学教授)
②「PCB(ポリ塩素化ビフェニル)の処理について」
                 野馬   幸生(福岡女子大学教授)
2 45
特別講演会 「日本の100年プロジェクト」
   ―貴女の生きかたが100年後の日本を支える息吹となるように―」(12/1)
   宮原 富士子氏(株式会社ジェンダーメディカルリサーチ代表取締役社長)
1 25
「生き直しの旅をつづけて」(1/11)
   森崎  和江氏(詩人、ノンフィクション作家、福岡女子大学OG)
1 187
合  計 49 2204

2.学術研究助成
女性生涯学習研究部門では本学の卒業生や学生による生涯学習及び女性に関する研究に1件につき5万円の学術助成金を交付しています。また、本学大学院修士・博士前期課程2年で各専攻の推薦を受けた方に対しても3万円(計5名)の助成金を交付しています。毎年5月末頃募集締切です。ご応募についてはお気軽にご相談下さい。

平成23年度の交付について

【公募枠研究助成】
 本学学生及び卒業生から、5件の申請がありました。審査の結果、下記の3件の研究に交付することになりましたので、ここに報告します。

  濱田香世子さん(平成4年福岡女子大学家政学部卒業)
    「刺胞動物ヒドラの形態形成におけるTSRドメインタンパク質の役割」

  白石 陽子さん(平成6年福岡女子大学家政学部卒業)
    「福岡におけるオートクチュール技術の継承と発展を目指して」

  國崎  倫さん(平成二23年福岡女子大学英文学専攻博士後期課程単位習得)
    「0(ゼロ)からの脱出―エリザベス朝からジェイムズ朝へと変化する女性性の描写―」


【推薦枠研究助成】
 本学大学院修士・博士前期課程2年次の学生について、各専攻から下記の4件推薦がありました。審査の結果、下記の学生に交付することとなりましたので、ここに報告します。
(国文学専攻の学生は在籍者なしのため交付はありません) 都地沙央里さん(本学文学研究科英文学専攻)
 「初期印刷本期における『きつね物語』の編集と本文派生」

  劉  景瑋さん (本学人間環境学研究科生活環境学専攻)
   「中国と日本における小・中・高生の生活スタイルと睡眠実態の比較と考察」

  本田 祥子さん(本学人間環境学研究科環境理学専攻)
   「ヒドラの神経系の化学解剖学」

  山根いぶきさん(本学人間環境学研究科栄養健康科学専攻)
   「哺乳類における新規生理活性ペプチドの探索」


【公募枠研究助成交付者からのメッセージ】
   濱田香世子さん(平成4年福岡女子大学家政学部卒業)

 私は、平成四年に本学を卒業し、他大学で学位取得後、国立生理学研究所等で研究を行って来ました。その後、出産育児のため、研究から離れておりましたが、3年前から本学の学術究員として研究を再開しました。今回助成していただいた研究は、卒業研究で扱ったヒドラを用い、学生時代とは異なった視点から研究するものです。
ヒドラは口の近くに体の形作りの命令をだすセンターをもっています。このセンターで使われる遺伝子を同定するという作業を進めたところ、TSRドメインという構造を持つタンパク質群が非常に多く出現することを発見しました。私はこのタンパク質群がヒドラの形作りに関与しているのではないかと考え、本研究では、このタンパク質群の遺伝子が、いつどこで使われているのか検討しました。また、遺伝子操作技術を用いて、これらの遺伝子がヒドラの形作りにどのように作用するのか検討を進めています。本研究では高価な試薬を使用しますので、本助成は大変な助けとなりました。心より御礼を申し上げます。